【ライター望月の駅弁膝栗毛】
181系電車・クハ181-45(鉄道博物館にて2017年撮影)
5月5日「こどもの日」、子供のころ「初めて乗った特急列車」の思い出はありますか?
私自身は昭和57(1982)年8月、小学1年生の時に、上野15:49発、L特急「とき21号」新潟行の181系電車に、上越線の小出まで母親と揺られた記憶が思い出されます。
鉄道博物館に保存されている181系電車のシートに腰掛けると、新幹線開業間近で引退が迫り、少しくたびれたボンネットを先頭に、上野駅に入ってきたシーンがよみがえります。
(注)5/5現在、鉄道博物館は休館中。
(参考)交通公社の時刻表(1982年4月号)
さけとにしんの親子めし
いまにして思えば、在来線特急の「とき」、しかもボンネット型の「とき」に間に合ったのは、貴重な体験で、写真を1枚も残していなかったのが悔やまれるところです。
そんな新潟の“親子旅”を思い出させてくれたのは、新潟の駅弁屋さんとしては最も古い、明治30(1897)年創業、「神尾弁当部」の「さけとにしんの親子めし」(1050円)。
もちろん、この駅弁も、神尾弁当部の「ネットオーダー(通信販売)」が可能です。
さけとにしんの親子めし
【おしながき】
・酢飯(新潟県産コシヒカリ) 生姜 ごま
・鮭の塩焼き
・にしんの甘露煮
・いくら醤油漬け
・数の子醤油漬け
・錦糸玉子
さけとにしんの親子めし
ピンクの派手な装丁と華やかな盛り付けで、手に取った瞬間から、気持ちがアガります。
わっぱ型の容器には、脂がのった鮭の塩焼きといくら、やわらかく煮つけられた鰊の甘露煮と数の子が載って、“親子の組み合わせ”がダブルで楽しめる「さけとにしんの親子めし」。
新潟県産コシヒカリを使用した酢飯には、ガリとごまが混ぜ込まれていて、これがいいアクセントとなっており、一度、箸を入れると“特急並み”のスピードで完食してしまいそうです。
E653系電車・特急「いなほ」、羽越本線・今川~桑川間
「さけとにしんの親子めし」を特急列車でいただくなら、羽越本線の「いなほ」号でしょうか。
1編成だけあるE653系電車の「ハマナス色」に当たれば、ピンク色の包装ともリンクして、日本海の車窓を眺めながら、海の幸を美味しくいただくことができそうです。
来年(2021年)の「こどもの日」は、親子で一緒に駅弁をいただきながら、鉄道旅が楽しめる世の中になっていてほしいものです。

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