ロシア政治が専門の筑波学院大学・中村逸郎教授が6月8日(水)、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。今後のウクライナ情勢の見通しについて「今日が勝負」と述べた。
<左>Russian President Putin Meets with German Chancellor Olaf Scholz February 15, 2022, Moscow, Moscow Oblast, Russia: Russian President Vladimir Putin comments during a joint press conference with German Chancellor Olaf Scholz, following bilateral talks on the Ukrainian crisis at the Kremlin, February 15, 2022 in Moscow, Russia. © Sergey Guneev/Kremlin Pool/Planet Pix via ZUMA Press Wire 写真提供:共同通信社 /<右>キエフで、現在の状況を説明するウクライナのゼレンスキー大統領(ウクライナ・キエフ) AFP PHOTO /UKRAINIAN PRESIDENCY PRESS OFFICE 写真提供:時事通信社
中村氏はその理由について、きょうロシアのラブロフ外相がウクライナ情勢の仲介役の国のひとつとされるトルコを訪問している点を挙げた。そのうえで、今週12日日曜が「ロシア建国の日」であることから、この日に何らかの大きな動きがあると推測。中村氏は「その日に合わせて(ロシアの)プーチン大統領、(ウクライナの)ゼレンスキー大統領、国連の代表者が、(トルコの)エルドアン大統領のもとに集まって、とにかく停戦交渉を行う」との見立てを述べた。
これに関して辛坊は、きのうロシアのショイグ国防相が激しい戦闘が続くウクライナ東部のルハンスク州について「97%を解放した」と述べたことに言及。この発言が「このへんで勘弁してやるという準備段階の発言かな」と思ったとし、中村氏も「ロシアはもう今、精一杯。(東部ルハンスク州を)取っておいて、これを維持するのにひとまず停戦交渉」と述べ、今の最前線を新たな国境線とする思惑がロシアにあると指摘した。中村氏は、そのロシアの思惑をウクライナ側が受け入れるかが停戦合意に至るかの肝になると語り、その鍵を握るのがアメリカがウクライナに供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」だとした。ウクライナ兵がハイマースを使用できるようになるまで、2~3週間の訓練期間が必要だとし、ウクライナとしてもその時間稼ぎのための停戦が必要だと推察。いったん停戦合意したうえで、戦闘準備が整ったところで再び領土を取り戻す反転攻勢に出るだろうとの見立てを語った。
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