経済アナリストの森永卓郎が6月27日(月)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。政府が東京電力管内で「電力需給ひっ迫注意報」を発令した話題を取り上げ、自身の見解を示した。

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※イメージ


この日の放送では、東京電力管内で冷房利用が増加し、電力需給がひっ迫する見通しとなっている件を取り上げた。政府は、全国初となる「電力需給ひっ迫注意報」を発令。特に需給が厳しくなる午後3~6時に家庭や企業に無理のない範囲で節電を求めている。

このニュースについて森永は、「家庭だけでなく、企業も努力しているところはあるが、節電には限界がある」と言及。そこで節電対策として「太陽光パネルを全国で設置すべき」だと提言した。

森永は、「太陽光パネルなら、エアコンをガンガン使っている時に、ガンガン発電できる」と、夏の電力不足に太陽光パネルは効果的であると、持論を展開。

また、森永によると太陽光パネルには様々なメリットがあると明かし、「東京都の小池都知事によると、4キロワットの太陽光パネルの設置費用が92万円。年間9万2,400円の電気代の節約になるので、10年間で元が取れる。さらに、東京都からの40万円の補助金を考慮すると、実質6年で元が取れる。これをなぜ政府は全国でやらないのか」と国から太陽光パネルの設置に対し、補助金を出すべきだと明かした。

最後に森永は「これは、あくまでも推測ですが」と前置きしたうえで「政府は、『安全が確認された原発を再起動する』と言っているんです。補助金を出さないのは、それが狙いなのかなと思ってしまう」と指摘。

「太陽光パネルも事故が起きることもあるが、原発よりは危険性は低いと思う。国の構造を決める問題なので物価高も大切だが、エネルギー問題についても国民は議論した方がいい」と呼びかけた。

森永卓郎が提言「電力ひっ迫解消には“太陽光パネル”を設置すべき」

森永卓郎、那須恵理子、垣花正

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