キャスターの辛坊治郎が6月27日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ロシアが軍事同盟を結ぶ隣国のベラルーシに核兵器を運用可能な弾道ミサイルシステム「イスカンデルM」を供与することについて言及した。
握手するロシアのプーチン大統領(左)とベラルーシのルカシェンコ大統領=2022年6月25日、ロシア・サンクトペテルブルク(タス=共同)写真提供:共同通信社
ロシアのプーチン大統領が25日、同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、核弾頭の搭載も可能な戦術ミサイルを数カ月以内に供与すると表明した。これにより、旧ソ連崩壊後に核兵器を放棄したベラルーシが核の再軍備を進める可能性が大きくなった。
辛坊)ロシアのプーチン大統領が、「唯一のお仲間」といってもいいベラルーシのルカシェンコ大統領と会いました。ルカシェンコ大統領も独裁体制を敷いていますから、独裁者同士でプーチン大統領とは非常に相性がいいんですね。ルカシェンコ大統領は、旧ソ連圏の中ではプーチン大統領とかなり親しくしてくれています。そのベラルーシに核弾頭の搭載が可能なミサイルを供与するということです。この背景を説明します。
ベラルーシに国境を接しているリトアニアという国があります。ロシアと国境を接しているエストニア、ラトビアとともにバルト海に面したバルト3国を形成しています。バルト3国は旧ソ連の一部でしたが、旧ソ連の崩壊後に独立しました。バルト3国は旧ソ連の共産主義体制下でひどい目に遭ってきましたから、ロシアに対してかなり厳しい態度をとっています。そのバルト3国の中で最も南に位置するリトアニアと、ポーランドに挟まれたところにあるのが、ロシアの飛び地であるカリーニングラードです。
このカリーニングラードにロシア本土から物資を運ぶには、リトアニア国内を鉄道で通過しなければならないんです。飛び地ですからね。ところが、リトアニアはカリーニングラードとロシア本土を結ぶ鉄道貨物輸送の乗り入れ制限を始めました。欧州連合(EU)の制裁対象となっている物資を通過させないためです。これに怒り狂ったのがロシアで、それでベラルーシに“核兵器”“を供与するという流れになったわけです。
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