辛坊治郎が12月13日(火)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。12日に最高裁判所で出された賃貸契約の“追い出し条項”違法判決について、貸す側の心理もまじえ「ますます借りられなくなる」と別の問題点を指摘した。
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最高裁判所は12日、賃貸住宅を借りる人に対し、家賃の滞納などがあった場合に物件を明け渡したとみなす、家賃保証会社の“追い出し条項”が違法だと指摘。条項の使用禁止などを命じる判決を言い渡した。
このニュースについて辛坊は「新聞でこれを伝えるトーンは、やっぱり弱者に寄り添った最高裁の判決みたいなニュアンス。たしかにそうなんだけれども、問題はこういう判決が出ちゃうと、今後家を貸す人がこういうケースになったときに退去を求められない、保証費用も上げないといけないなど色んなことが起きてくる」と言及。
そのうえで「これで終わりだと、実際に家を借りたいという人が“いや、もう家賃滞納したからって退去を求められなくなっちゃうのでお貸しできません”」となってくると指摘。自身の経験も踏まえ、特に保証人のいない高齢者が家やマンションを借りたいと思っても、容易に賃貸契約を結べない現状を語った。
「家賃の保証会社みたいなところも今回の判決でハードルがあがると、ますます借りられなくなっちゃうんじゃないの?というところをちゃんとしないと、判決が出て終わり……とはならないと思う」と述べた。
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