あなたの朝がいつもイイ朝でありますようにニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月5日放送分のテーマは「餅の雑学」です。

「餅とカビ」の問題を解決した「試行錯誤」の画像はこちら >>

※画像はイメージです

餅は日本に古くから伝わる食べ物であり、かつては「臼と杵でついてつくる正月限定の食べ物」でした。その後、昭和の時代になると、年末に米屋さんがつくった大きく平たい「のし餅」を買って切り分ける光景が、各家庭で見られるようになります。

ところが「のし餅」の場合、時間が経つと硬くなったり、カビが生えるのがネックでした。「餅とカビ」の問題は、餅を製造する食品会社の方々にとって永遠のテーマだったそうです。

そして試行錯誤の結果、現在の「新潟県食品研究センター」が餅を専用フィルムで包み、熱湯で殺菌する技術を開発しました。これによって、餅の保存期間が「約2週間」まで延びたそうです。

この技術を取り入れて、それぞれの企業がパッケージされた餅……「包装餅」の開発に乗り出します。昭和40年代になると、真空状態で殺菌包装する方法が開発され、季節を問わず1年中、餅を食べられるようになりました。

現在では、「餅=1切れずつパックされた個別包装」のイメージが完全に定着しています。

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