岸田首相“ニヤリ会見”　「解散権を弄んだ」支持率低下の背景を政治ジャーナリストが指摘
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政治ジャーナリストの青山和弘が6月20日（火）、辛坊治郎がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』にゲスト出演。今国会での衆院解散を見送った岸田文雄首相について「解散権を弄んだ」と指摘。

支持率は当分回復しないとの見通しを示した。

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記者会見する岸田文雄首相＝2023年6月13日午後7時31分、首相官邸　写真提供：産経新聞社

20日の放送には、あすの国会会期末を前に政治ジャーナリストの青山和弘がゲスト出演。今月に入り、永田町で解散風が吹き荒れるなか、15日に岸田文雄首相が今国会での衆院解散見送りを表明した背景について述べた。

そのなかで、解散見送り表明後の内閣支持率が軒並み低下していることについて「色んな理由を言う人がいますけど、例えばマイナンバーとか。私はやっぱり、今回解散を打てない時に、総理の権限である解散権を弄んだ。13日の記者会見でニヤリと笑って『情勢を見極めたい』と言った。岸田さんはこれまで、どんなに判断が遅れても、ダメでも“でも、いい人だよね”というのがテッパンにあった。“あの人、悪い人じゃないよね”と。だけど今回、彼が政治屋で邪悪だってことが伝わったんですよ」と指摘。「それがね、岸田さんのイメージを毀損した。これ、なかなか支持率回復しませんよ」と語った。
その上で「こんな、いちいち解散権振り回してやってたら国会は落ち着かないし、いつも与野党は対決姿勢で、本当にちゃんとした熟議なんてできないと思う」と苦言を呈した。

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