あなたの朝がいつもイイ朝でありますようにニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月27日放送分のテーマは「神輿と山車(だし)」です。

「神輿」と「山車」 人が乗ってはいけないのはどっち?の画像はこちら >>

※画像はイメージです

お祭りでよく見られるものに「神輿」や「山車(だし)」があります。

2つの違いとして、「神輿」は神社にいる神様を一時的に乗せ、外に連れ出すための乗り物を指します。「輿」の字には「高貴な人を乗せて、人が担ぐ乗り物」という意味があるため、この漢字が使われたとされています。

このように「神輿」は、一時的にでも神様がいる場所であるため、形や装飾も神社をイメージしてつくられ、「人が乗ってはいけない」と言われています。

「神輿」は人が担ぐのに対して、「山車」には車輪がついており、人の力で引いたりしながら移動します。

「山車」は天から地上に降りた神様をおもてなしする場所であり、神様は山岳や山頂に降りると考えられているため、山岳をイメージしてつくられています。そこから「山車」の字があてられたそうです。

「山車」の最も高い部分は山頂を表しており、そこに神様が降りてきます。それをお囃子などでおもてなしするため、人が乗り込むことができるそうです。

「山車」と同じような意味合いを持つものに「屋台」「曳山(ひきやま)」「だんじり」「山笠」などがあります。

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