7月3日(月)、辛坊治郎がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に筑波大学・中村逸郎名誉教授がゲスト出演。「プリゴジンの乱」の背景に、ベラルーシ・ルカシェンコ大統領によるロシア・プーチン大統領への積年の恨みがあると述べた。
サンクトペテルブルクで、ベラルーシのルカシェンコ大統領(左)を歓迎するロシアのプーチン大統領 撮影日:2022年12月26日 SPUTNIK AFP=時事 写真提供:時事通信社
6月23日、エフゲニー・プリゴジン率いるロシアの民間軍事組織「ワグネル」が起こした反乱。モスクワまで約200kmに迫ったところで、隣国ベラルーシのルカシェンコ大統領による仲介で収束した。
この反乱について、中村は「ルカシェンコ・ベラルーシ大統領が仕掛けた動き」と切り出し、「ルカシェンコは、プーチンのことを心ではものすごい怒っている。なぜかと言うと、プーチンはずっと20年近く、ベラルーシを自分の属国にしようと、乗っ取ってやろうとしてきた。何とかして、これに歯止めをかけたい」という思いがルカシェンコ大統領にあると言及。
先月、ロシアからベラルーシに搬入された戦術核の管理をめぐる言動についても「ベラルーシにロシアの戦術核を持って行って、運用をロシアが行うと確かに合意文書には書かれてあるが、ベラルーシが介入することを禁止するとは書かれていない」と指摘。「だからもう今、ルカシェンコ大統領は戦術核は自分たちのものだと乗っ取っている」と述べた。
その上で「ルカシェンコはこれで(ロシアの戦術核で)ウクライナを攻撃するつもりはまったくなく、反対にロシアに対して脅しに使ってやろう、いざとなればロシアにぶちこむぞっていう勢い」と語った。
今回の事態収束の動きについて、中村は「プーチンは完全に蚊帳の外で話し合いが行われて、そこに絶妙のタイミングでルカシェンコが出てきて、プリゴジン率いる民間軍事組織ワグネルを自分たちが引き取ってやると言い出した」とし、「プーチンに真っ向から歯向かってきたプリゴジンを、プーチン勢力によって潰されるんだったら、こんなすごい部隊は自分たちがもらっちゃおうと。今度、プーチンに反抗するときにプリゴジンを使って巻き返しをしてやろう」という狙いがあると指摘。「この20年間に及ぶルカシェンコのプーチンへの恨み」が、その背景にあると明かした。
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2023年7月9日、ロシア南部ソチの大統領別邸でルカシェンコ・ベラルーシ大統領(左)と会談するプーチン大統領(タス=共同)
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