辛坊治郎が7月6日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。SNSの一部で呼びかけが広がっている「マイナンバーカード返納運動」について、「ぶっちゃけ意味としては“デモ”。
※イメージ
相次いでトラブルが発覚しているマイナンバーカードをめぐって、ツイッターなどSNS上の一部で「マイナンバーカード返納運動」の投稿が増えている。実際に、役所の窓口へ返納に訪れる市民が増加している自治体もある。
この動きについて辛坊は「マイナンバー(カードを)返納することに、どれだけの社会的な意味があるのかという話なんですが、マイナンバーって基本的に住民基本台帳ネットワークで国民にナンバリングすることから始まって、国民に振ったナンバーを色んなところで使おうということで拡大して、マイナンバーという制度が始まったんですが、カードはそのマイナンバーの制度とは別物」と強調。「カードを返納したからと言って、マイナンバー制度から離脱するわけではない」として、「単に任意で発行されているマイナンバーのカードを失うということだけで、カードを返納したからと言って、マイナンバーというシステムの中に組み込まれている状況は変わらない」と指摘。
「じゃあマイナンバー(カード)を返納することに、どれだけの意味があるのかというと、ぶっちゃけ意味としては“デモ”ですね。政治運動ですよ」と言及。
「マイナンバー(カード)を返納すると、マイナンバーの制度から離脱ができると思って返納運動に参加している人が、もしかするといるかもしれない。それは単にマイナンバーに付随する利便性みたいなものを失うだけの話。別に、制度から離脱できるわけでも何でもないということは認識しておいた方がいい」と呼びかけ、「政治運動としての意味以上のものはマイナンバー(カード)の返納にはない」と持論を述べた。
- 衆院特別委の閉会中審査で答弁する河野太郎デジタル相。右は加藤勝信厚労相、左は松本剛明総務相=2023年07月05日午後、国会内 写真提供:産経新聞社
radikoのタイムフリーを聴く:https://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20230706171200