10日、東京湾を横断する高速道路「東京湾アクアライン」を走る「ちばアクアラインマラソン2024」が開催され、普段は走ることのできない海上の道を約1万7千人が駆け抜けた。
ちばアクアラインマラソン2024
2012年から2年に一度の開催で、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止となり、今回は6回目となる。
ゼッケンを付けたチーバくんも登場
コースの途中では給水や一般給食所とともに千葉県の特産品などをランナーに提供するオリジナル給食ブース「特産品おもてなしスポット」を2カ所設け、焼き鯵ピロや房州紀行びわゼリー、木更津産冷凍完熟ブルーベリーなどをランナーに配布。また、ゴール近くの木更津市民会館のメインイベントエリアでは、帰ってきたランナーや応援する方も楽しめるグルメマーケットや協賛社、県や各市町ブースや様々なステージイベントなどもあり、会場は賑わいをみせた。
イベントエリアではスターターの気分にも
会場内で気になったのが「黒アヒージョ」の販売。千葉県が新しいご当地グルメのひとつとしてPRに力を入れており、オリーブオイルでにんにくと一緒に具材を煮込むスペイン料理の「アヒージョ」に千葉県にゆかりの深い調味料と醤油を使ったもので、県も料理のメニューのひとつとして定着するよう目指している。
「富津穴子と秋の味覚の黒アヒージョ」
今回はマラソン開催地の地元、木更津市や君津市、富津市、袖ケ浦市の4市から旬の農水産物を使い、アサリをベースに、里芋、ゴボウ、大和芋、きのこ類、ネギなど入れた「富津穴子と秋の味覚の黒アヒージョ」として1食300円で販売し、約300食が売れた。黒アヒージョは作るのも簡単でおすすめ。今回、キッチンカーで販売を実施した浅野美希さんは、「黒アヒージョに皆さんが親しみを持ってもらえればと思い、手軽な価格に抑えた。千葉県は秋冬野菜が一番増える時期。そのお野菜を使って気軽に黒アヒージョが作ることができるのを皆さんに知ってもらえれば」と話した。

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