今回は、1月25日(土)から始まった、森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」をご紹介します。
箱崎みどりアナウンサー
古代エジプト3000年を通して分かりやすく説明していて、展示は、日常生活、ファラオの実像、死後の世界の3つに分けられ、文明を概観することができます。

東映株式会社 事業推進部文化事業室 エキスパートの高見澤庸さん、箱崎みどりアナウンサー
特に興味深かったのが、1st Stage「古代エジプト人の謎を解け!」。古代エジプトの人々の暮らしに迫ります。

左:《木製のローテーブル》紀元前1539~紀元前1292年頃、右:《守護の神々が彫られている木製の枕》紀元前1479~紀元前1400年頃
当時、お金はなかった? 人気の職業はなんだった? といった疑問への答えや、おまじないが刻まれた枕に、櫛やサンダルまで!
※作品はいずれもブルックリン博物館蔵

《椰子のサンダル》紀元後3世紀~4世紀
何千年も前のものが、よく残っているなぁと感心すると同時に、古代エジプトの人たちの生活が少し身近に感じられます。
ところで、古代エジプトの言葉は、ヒエログリフに子音しか表記されないので、どう発音をしていたかが分からないそうなのですが、これまで分からなかった発音を研究をもとに再現!
現存最古の葬送文書ともいわれる『ピラミッド・テキスト』を会場で聴くことができます。

河江肖剰が発掘現場で使う七つ道具
また、調査方法など、監修の河江肖剰先生の七つ道具や、宇宙からの素粒子でピラミッド内部を透視し未知の空間を発見するなどの、最新の研究成果も紹介されています。
ミイラや貴重な品々を、興味深く観ることができる工夫が詰まった展覧会です!
ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト会期:1月25日(土)~4月6日(日)
場所:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)
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