ニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』は、6月9日(月)~13日(金)の5日間「天下御免のむこう喜寿(きじゅ)・ビバリー侍ウィーク!」と題して、その道を究めた“侍”が連日登場しているが、3日目の6月11日(水)には俳優の山口馬木也が登場。山口のニッポン放送への生出演は初めてとなる。
春風亭昇太、乾貴美子、山口馬木也
絵本作家になりたくて芸術大学に入ったが、生活が苦しく、「お金になるなら」と25歳で俳優デビューした山口。当初、俳優は誰でも出来ると思っていたが、現場に行ったら何も出来ず、手も足も出なかったという。顔つきがしっかりしていたので、“やりそうな雰囲気”はあったが実際は全くダメで、地獄の様な雰囲気になってえらく恥をかいたが、逆に俳優という仕事に魅力を感じたと明かした。
映画『侍タイムスリッパ―』が話題となり、街で声を掛けられることが増えたが、「山口さんですよね?」が半分、「侍ですよね?」が半分だと笑った。また、『侍タイムスリッパ―』にちなみ、「自分の人生でタイムスリップ出来るとしたら?」という質問には、「中学時代に戻って自分に喝を入れたい。1回げんこつしたい。中学時代は何もしていなかったことに腹が立つ」と語った。
俳優生活の忘れられない思い出を聞くと、近くのコンビニで映画にも出てくる“塩むすび”を購入した際、「おめでとうございます!」と店員さんに映画のヒットを祝福され、さらに日本アカデミー賞最優秀賞作品賞などを受賞した後にアイスを買いに行ったら、店員さんやお客さんから拍手喝采を受けたという。
恩師である故・藤田まことさんとの思い出については、「古民家から出て後ろ手でそっと扉を閉めるしぐさにえらく感動して、涙が出た」と懐かしそうに語った。また、ようやく俳優業でお金が稼げる様になり、藤田さんに「トイレ付きの家に引っ越した」と報告したら、「馬木也が引っ越したぞ!」と目に涙を浮かべてみんなに報告してくれたという。
料理好きで、世界の様々な料理作りからパンまで焼くという意外な一面も披露。更に「今年中に絵を一枚描きたい」と意欲も見せた。
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