Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね【第1261回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、7月25日から全国公開の『事故物件ゾク 恐い間取り』と『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』をご紹介します。
(C)2025「事故物件ゾク 恐い間取り」製作委員会
『事故物件ゾク 恐い間取り』邦画ホラー史上最大級のヒットシリーズ、待望の続編
殺人や自殺、火災が原因で死亡事故などが起こった“いわくつき”の部屋、事故物件。そんな心理的瑕疵のある物件に住み続ける芸人・松原タニシの実体験に基づく物語を映画化した『事故物件 恐い間取り』。邦画ホラー史上最大級のヒットを記録した人気シリーズの続編が、この夏、公開となりました。
物件も怪奇も、前作以上にスケールアップ。ヤバすぎる事故物件に隠された謎に迫ります。

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『事故物件ゾク 恐い間取り』のあらすじ
タレントになるという夢を諦めきれず、福岡から上京した桑田ヤヒロ。ひょんなことから、“事故物件住みますタレント”として活動を始めることになる。
テレビ番組やSNSで使えるネタを探すために、事故物件を転々とするヤヒロ。しかし、その優しすぎる性格から、人一倍、霊に取り憑かれやすい体質らしく、彼の周辺では次から次へと怪奇現象が発生。奇々怪々な心霊現象は、やがてヤヒロの恋人・春原花鈴をも巻き込むように。
そしてある事故物件で、驚愕の真実に辿り着く……。

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『事故物件ゾク 恐い間取り』のみどころ
主人公・桑田ヤヒロ役は、本作が映画単独初主演となるSnow Manの渡辺翔太。美容男子な一面を持つなどキャラクター設定が演者自身に寄せられていて、一部アテガキされているのも面白いところ。霊までも引き寄せてしまう心優しき男を、フレッシュに演じています。
ヒロイン・春原花鈴を演じたのは、人気急上昇中の畑芽育。
そしてヤヒロが所属する芸能事務所の社長・藤吉清に扮したのは、ベテラン・吉田鋼太郎。剛柔併せ持つしなやかな演技は、さすがの一言です。
……と、ここまで紹介した主要キャストの3人は、なんとホラー映画初出演。各々が、これまでの出演作とは一味もふた味も違った魅力を発揮していることにも注目です。

(C)2025「事故物件ゾク 恐い間取り」製作委員会
必ず霊に取り憑かれてしまう部屋、いわくつきの古い旅館、降霊するシェアハウス。ひとくちに“事故物件”と言っても様々なタイプの物件が登場し、それぞれの部屋にどのような怪奇現象が潜んでいるかが最大の見どころとなる本作。
メガホンを取ったホラー映画の巨匠・中田秀夫監督が手がけた名作ホラー『リング』や『女優霊』を彷彿させる描写もあり、ジャパニーズ・ホラーのファンにとっても見応えある一作となっています。
灼熱地獄のような暑い日が続く今夏。涼しい映画館で、背筋がゾクッとする恐怖をたっぷり味わって。

(C) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』マーベルヒーローの原点がスクリーンに
スパイダーマンにアイアンマン、そしてアベンジャーズなど、数々のスーパーヒーローを世に送り出してきたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。その中でも、ファンがもっとも映画化を待ち望んでいた最高のヒーローチームが、ついにスクリーンに登場しました。
有能な科学者・リードと妻・スー。彼女の弟ジョニーに、リードの親友ベン。彼らが宇宙を探索中、アクシデントが発生。それをきっかけに、4人は驚異的なパワーを身につけてしまう。
地球に帰還した彼らはニューヨークのバクスター・ビルを拠点として、時には“家族”、時にはヒーローチーム“ファンタスティック4”として活躍。迫り来る危機に立ち向かい、人々の称賛を集めていた。
ところが、惑星を食い尽くす規格外の敵“宇宙神ギャラクタス”の脅威が地球に迫ってきて…….。
ゴムのように自由に身体を伸縮させる。自身の身体を透明化させる。全身を炎で包んで高速で飛行する。怪力を駆使して人々を守る。4人が手にした能力は、どれも個性的でユニーク。
予備知識なしでも、どっぷりと作品世界に没入して楽しめること間違いなしですよ。早くも「MCU最高傑作」の呼び声が高いエンターテイメント超大作です。

(C)2025「事故物件ゾク 恐い間取り」製作委員会
<作品情報>
事故物件ゾク 恐い間取り
2025年7月25日(金)から全国ロードショー
出演:
渡辺翔太(Snow Man) 畑芽育
山田真歩 じろう(シソンヌ) 加藤諒 金田昇 諏訪太朗 佐伯日菜子
ますだおかだ なすなかにし 河邑ミク 松原タニシ 大島てる 田中俊行
亀本ゆず 笹原妃菜 櫂作真帆 森直子 笹原妃栞
正名僕蔵 / 滝藤賢一
吉田鋼太郎
監督:中田秀夫
原作:松原タニシ「事故物件怪談 恐い間取り」シリーズ(二見書房刊)
脚本:保坂大輔
音楽:fox capture plan
主題歌:Snow Man「SERIOUS」(MENT RECORDING)
制作プロダクション:松竹撮影所
制作協力:松竹映像センター
企画・配給:松竹
(C)2025「事故物件ゾク 恐い間取り」製作委員会

(C) 2025 20th Century Studios / (C) and TM 2025 MARVEL.
<作品情報>
ファンタスティック4:ファースト・ステップ
2025年7月25日(金)から日米同時公開
出演:ペドロ・パスカル ヴァネッサ・カービー ジョセフ・クイン エボン・モス=バクラック
日本語吹替版:子安武人 坂本真綾 林勇 岩崎正寛 楠大典 上田麗奈
監督:マット・シャクマン
原題:The Fantastic Four: First Steps
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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連載情報

Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/