受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
受験生を応援するため全国各地を飛び回る『おうえんしナイト』。
今回は国士舘大学に通う、小学校教員と警察官を目指す現役の学生にランパンプスがインタビューしてまいります!

――本日は法学部法律学科四年生の田村龍光(たむらたつあき)さんと文学部教育学科初等教育コース四年生の河野花音(こうのかのん)さんに来ていただきました。

※左:河野さん 右:田村さん
小林:ランパンプスと申します。よろしくお願いします。
田村・河野:よろしくお願いします。
小林:まずは、お二人の将来の夢を教えていただけますか?
田村:僕は、警察官になりたいと思っています。

寺内:警察官になるには公務員採用試験みたいなのを受けるの?

田村:はい。志望しているのが東京の警察なので、警視庁の試験を受けます。
河野:私は小学校の先生になりたくて、先々週に採用試験の一次試験を受けてきました。

寺内:お疲れ様!
小林:もともと髪は明るかったでしょ?
河野:明るかったです(笑)。
小林:だよね―(笑)。

寺内:採用試験用に合わせて髪色を落ち着かせたってこと?
河野:落ち着かせたのは1年前くらいです。よくわかりましたね(笑)。
寺内:田村君はこれから試験なの?
田村:僕も終わりました。4月に筆記試験、5月に面接をして、8月の中旬に合否がわかります。
寺内:結構待つんだ!
田村:待たされるんですよ。受験したことを忘れちゃいそうです(笑)。

寺内:河野さんはこれから二次試験があるんだよね?
河野:8月に二次試験があります。
小林:実はね、このおじさん教員免許を持っているんだよ。
寺内:東京学芸大学を出て、小中高の教員免許を取りました!
河野:全部ですか? すごい! 授業をたくさん取りましたよね?

寺内:小学校がメインの学科だったから、中高は理科の専科だけを取るだけだったんだよ。でも採用試験は受けてないから、みんなは私学適性検査とか受けていて大変そうだったよ。

小林:国士舘大学を志望した理由を教えてください。
田村:中学生の頃から公務員に興味があり、特に警察や消防などの公安職を意識していたんです。
小林:中学生から? 中学生ってむしろ反抗期とかじゃないの?

田村:父親が自衛隊だったので「公安職ってかっこいい」というイメージが子供の頃からあったんです。

小林:「国守りし家系」だ(笑)。
寺内:まさに国士舘の建学の精神の「世のため人のため」だね。
田村:それと、日本拳法をやっていたので、日本拳法ができて、公務員に強い大学の2つの理由が重なる大学が国士舘大学だったんです。
寺内:日本拳法ってあのパンチ打つときに予備動作がないやつ?

田村:そうです。
小林:河野さんはどうして志望されたんでしょうか?
河野:彼みたいな立派な理由はないんですけど……。
寺内:いやいや、大学選びで明確な理由を持って決める人の方が少ないから大丈夫だよ(笑)。
河野:実家から新宿経由でいける立地や小学校の教員免許が取れる中で、学力にも見合っていたので国士舘大学に決めたんです。

寺内:めっちゃいい理由だよ!
小林:小学校の教員にはずっとなりたいと思っていたんですか?
河野:実は何となくなんです。高校で進路調査を書かされた時に、正直「どうしよう……特になりたいものないし」と思ったんですけど、安定した職に就きたい気持ちがあり、公務員を目指したいと考えるようになりました。
寺内:めちゃくちゃ分かる!

河野:それで、一番身近だったのが教員だったので……(笑)。
寺内:免許が取れるのは大きいよね。僕も教育学部を目指した理由にそれがあったもん。
小林:なんで、中学高校じゃなくて小学校だったの?
河野:特別得意な教科がなかったので、中学校や高校よりまんべんなく基礎を教える小学校かなって思ったんです。
小林:受験はどんな形だったんですか?
田村:僕はAO選抜でした。小論文を書いて、その後に面接試験を受けました。
小林:小論文に関しては受験勉強した?
田村:結構しましたね。過去問が少ししか出ていなかったので、他の学部学科の小論文を解いて、それも終わったら他の大学や、学校の先生が用意してくれた小論文をやっていました。添削しては直してを繰り返していましたね。
小林:実際どんな小論文が出たの?
田村:「女の子がSNSの事故にまき込まれて、みたいな事例を踏まえて600字で書きなさい」みたいな感じでした。

小林:時代! 今はそんなテーマなんだ!
寺内:最近、小論文での受験が増えてきているのに、小論文の書き方を高校3年間ではあんまり教えてくれないよね。授業であってもいいのにね。
田村:僕も最初は何から書き出せばいいのかもわからなくて、小論文担当の先生に付きっきりで教えてもらいましたね。書いていくうちに内容がズレてきたり、表現がおかしくなったりするんですよ。
寺内:「600字も書けるかよ!」と思って書いてみたら、意外と短かったりするしね。
田村:そうなんです(笑)。
河野:私は一般選抜で受けたんですけど、国語、英語……と、もう一教科が思い出せなくて(笑)。
寺内:田村君は小論文のテーマ覚えてんのに(笑)!
河野:多分、日本史だったと思うんですけど(笑)。

小林:受験勉強はしましたか?
河野:国語と英語は塾で勉強していました。あとは隙間時間に英単語や歴史を暗記する程度でした。だから、すごく頑張っていたかというと……(笑)。
小林:めちゃめちゃ勉強したわけじゃないんだ?
河野:正直、他の人たちに比べたら全然やってない方だと思います(苦笑)。
寺内:いや、ありがたいよ。いろんな大学で話を聞かせてもらうけど、「頑張りました!」みたいな子たちばっかりなんだよ。だけど、僕がそうじゃなかったからさ(笑)。
小林:じゃあ寺内さんさ、全然、勉強できなかったでしょう?

寺内:いや、まあまあできましたけど?
小林:勉強してない奴ができるわけねえじゃん! センター試験、どんくらい取ったんだよ!
寺内:国立だったから5教科7科目やって83%くらいですね。
河野:え? すごい!
寺内:なんでお前がドヤ顔すんの(笑)? お前なんもしてねえじゃん!

一同:(笑)。
小林:受験で辛かったこと、逆に楽しかったことはありましたか?
田村:「もしもAOが落ちてしまったら」とも考えていたので、立て直せるように、一般選抜の勉強もしていたんですけど、勉強する習慣があまりなかったので、机に向かう習慣をつけるのがすごく辛かったですね。
寺内:高校の時、部活で日本拳法やっていたの?
田村:日本拳法は道場でやっていました。部活は剣道部だったので、同時並行でやっていましたね。
小林:じゃあ、そこに棒があったら剣道で行くし、なかったら?
田村:拳で(笑)。

寺内:超強いじゃん! めちゃめちゃ警察官じゃん!
小林:受験のストレス発散はやっぱり武道だったの?
田村:はい。運動することが好きだったので、剣道と日拳でストレス発散していました。
小林:日本拳法って、型なの? それとも組手?
田村:両方ありますけど、基本的には組手で、実際にコンタクトします。グローブと剣道のような防具をつけて戦うんです。
小林:思いっきりやっていいの?
田村:思いっきりいきます。
小林:じゃあ人殴るのことに抵抗ないんだ?
田村:いえいえ、ありますよ(笑)。

寺内:ちなみに寸止めってできる?
田村:できます。
寺内:ちょっと受けていい? 僕はここに立っているのでお願いします。

田村:いいんですか?
寺内:ちょっと! 怖い顔するのやめて!

一同:(笑)。
寺内:できれば当てないでほしい!
田村:ちょっと難しいかもしれないです(笑)。
小林:まあ、大丈夫だよ(笑)。
田村:いきます!

寺内:怖い!

寺内:え?

寺内:うおっ!
田村:ここで一本です。
寺内:怖っ! こんなに近距離なんだ!

小林:知らない世界だなー。
寺内:じゃあ、次は河野さん、僕を殴ってもらっていい?
小林:こら! 女子大学生を捕まえて「殴って」は絶対ダメだよ!

寺内:そうなの(笑)?
小林:ダメ! 彼女は小学校の先生になりたいんだよ?

河野:(笑)。

小林:河野さんは受験勉強で辛かったことはありますか?
河野:勉強に対してというよりは、学校の友達がピリつく空気感が辛かったですね。周りが焦っているから、それに感化されちゃうみたいな。
小林:ストレス発散は何していたの?
河野:深夜にゲームすることがありました。その時はバトルゲームにハマっていましたね。受験期なのに夜中にみんなで通話しながらゲームするっていう(笑)。
田村:僕もバトルゲームやっていましたよ。
寺内:リアルでもゲームでも人殴ってんだ(笑)。

小林:受験生だった時に「こうしていればよかったな」みたいのはありますか?
田村:「やらなきゃいけない」という気持ちでやっていたので、勉強を好きになってやっていれば、ストレスなく机に向かえていたんじゃないかっていうのはありますね。
寺内:好きなものに時間を費やすことはいくらでもできるのに、苦手って意識しちゃうと途端に苦痛に感じるんだよね。
河野:私は、もっと早く受験勉強してればよかったなと思いますね。本格的に受験勉強し始めたのが、高校三年生の夏休みの後だったので、せめて三年生の始め頃から始めていたらなと。
小林:余裕持ってやれたなって?
河野:余裕というか、国士舘以外にもいろいろと進路の幅が広がったのかなって(笑)。

小林:なんか、あんまりよくないな(笑)。これ怒る人いない? 大丈夫(笑)?

河野:(笑)。ただ、あの頃に戻っても多分やらないから後悔はないです。
小林:願掛けはしましたか?
田村:地元の静岡県の浅間神社に年始に家族で行って合格祈願をしましたね。
小林:河野さんは?
河野:特にしてないです。

小林:(笑)。いや、なんかさ、すごく大学生じゃない?
寺内:めっちゃリアルだよね!
小林:『おうえんしナイト』でいろんな大学に行くと「大学の広報雑誌作っています」みたいな子たちが来るから、意識高いのよ。だけど、河野さんはマジでリアル大学生!

寺内:めっちゃリアルな話聞けて嬉しいよ。
小林:「別に願掛けとかしてないし」とか、マジでリアル(笑)。
寺内:「特別得意な科目なかったから小学校教員目指しました」みたいなね(笑)。でも、それで単位を全部取って、4年で教員の採用試験を受けるところまで来てるんだから、すごいよ。
小林:地頭が良くないと無理だもんね。すごいよ! すごいけどさ、でもさ……お気楽すぎじゃない(笑)?

一同:(笑)。
寺内:そんなことないよ! 春になったら先生やってんだから!
河野:まだわかんないです(笑)。

一同:(笑)。
寺内:ちなみに大学に通って4年目じゃん? 入ってよかったなって思うことある?
河野:国士舘大学の初等教育って本当に充実しているんですよ。
寺内:よかった! プラスのこと言えるじゃん!
河野:34号館の7階に初等教育コースの専用のフロアがあって、家庭科室、理科室、音楽室が並んでいるんです。
寺内:ええ、すごっ! ちなみに一学年何人くらいなの?
河野:40人くらいですね。
寺内:それでそんなに充実してんの!?
河野:理科では実験器具を使えるし、家庭科でも実際のミシンを使えるし、実際の授業をイメージできる環境なので、国士舘でよかったかなと思っています。あとは、コース自体が少人数制なので、先生たちとも距離が近いんですよ。
寺内:もう! そういうこと早く言ってよ(笑)。

小林:大学に入学する前と後での印象の違いを教えてください。
田村:国士舘大学は武道派なイメージがあったので、委縮するんじゃないかと思っていたんです(笑)。でも、入ってみたら、いい意味で他の大学と一緒で爽やかな人たちが多かったですね。

寺内:田村君は委縮しなくて大丈夫だろ(笑)!
小林:実は、おじさんたちもこの辺住んでんのよ。
田村:僕もこの辺に住んでいますよ。
寺内:どこらへん?
田村:すぐそこですね。

寺内:あれをベッドにしているってこと?

小林:ごめんね、お邪魔して(笑)。
田村:いえ、あっち側の方ってことです(笑)。
一同:(笑)。
小林:河野さんは入る前との印象の違いはありました?
河野:うーん。

ランパンプス:(笑)。

寺内:大学生活とかでもいいよ?
河野:大学生活については、もっとキラキラしたイメージがありましたね。
小林:サークルとかやってないの?
河野:一瞬だけサークルに入ったんですけど、なんか違うなと思ってフェードアウトしました(笑)。
寺内:めちゃくちゃ大学生(笑)。アルバイトはしているの?
河野:居酒屋でやっています。
小林:バイトは楽しい?
河野:楽しいです。
小林:大学生といえば、バイトですったもんだみたいなさ! あった?
河野:ハハハ(笑)。
小林:あったんだ(笑)。
寺内:バイトに入る前と入った後の印象も違いを――。
小林:居酒屋のそれはいらないから(笑)!
一同:(笑)。
寺内:田村くんはバイトしているの?
田村:敷地内にメイプルセンチュリーホールという大学の施設があるんですけど、そこのトレーニングジムでスタッフをしています。
寺内:てことは、ここで働いて、ここで授業行って、そこで寝て(笑)?

田村:そこでは寝てないです(笑)。

小林:これからの展望を教えてください。
田村:警視庁に入って警備部の機動隊に所属したいです。
小林:盾持つ人だ! 「落とし物したんですけど」って僕らが話しかけていい人じゃないってことだよね?
田村:でも、さまざまな部署があるので、全部やりたいですね。ただ、機動隊が第一希望なんです。
小林:河野さんはどうでしょう?
河野:あんまり堅苦しくない先生になりたいですね。
寺内:いいねー(笑)。
小林:私立と公立どっちを目指しているの?
河野:公立を目指していますけど、私立も魅力に感じています。
小林:地元で働きたいとかあるんですか?
河野:地元が多摩地区なので、もうちょっと都会がいいですね(笑)。

寺内:堅苦しくない優しい小学校の先生を目指して頑張って!
小林:最後になりますけれども、今、頑張っている受験生に向けてメッセージをお願いします。
田村:今、辛い思いをしていると思いますが、その経験が将来大きな壁に当たった時に生きてくると思うので、辛い経験も良い思い出になると思って精一杯頑張ってほしいです。

寺内:お世話になります!

田村:お世話になります(笑)。

河野:受験勉強が辛いって思っている子が大半だと思うんですけど、大学に入ったら楽しいです。なるようになるので、あまり気張りすぎず、楽しく毎日を過ごしてほしいと思います。

寺内:結果に一喜一憂せず、目の前のことを楽しむ気持ちも大切だと! ありがとうございます!

小林:本日は、ありがとうございました。
田村・河野:ありがとうございました。

――小学校教員と警察官を目指す、全く異なるタイプの国士舘大学の学生さんお二人でしたがいかがでしたか?
小林:田村くんはすごいね! 中学生の時に消防士か警察官になりたいというところから始まって、お父さんが自衛官ということもあり、国のために働くと!
寺内:剣道と日本拳法と二刀流よ! パンチめちゃくちゃ速かった!
小林:最後に左腕を触らしてもらいましたけど、めちゃくちゃ太かった! あの男は強いよ!
寺内:是非、世の中を守る警察官になっていただきたいですね。
小林:ということで、ありがとうございました!
寺内:待て待て!
小林:え(笑)?
寺内:河野さん最高!
小林:いやー、面白い子だったねー。
寺内:『おうえんしナイト』も大学の広報のページみたいなとこあるじゃない? そこに逸材がやってきた!
小林:縦横無尽だったね(笑)! 実際、受験生の半数以上が、「大学に入ったらバイト楽しみたい」とか、「都心の大学行きたい」とか、そういう浮ついた気持ちも持っていると思うんだよね。だから、河野さんみたいな大学生の存在も受験勉強を頑張る活力になると思う。
寺内:いつも小林さんが学生に言っている「お前ら、真面目すぎないか! もっとバイトや恋愛を楽しめ!」っていうのを体現している子だよね。
小林:そうそう! だから、僕は言ってしまった。
寺内:なんて?
小林:お気楽。
寺内:やめろ! 初対面の女性に言うことじゃないよ!
小林:お前、女子大生に「殴れ」って言っていたからね? お前の方がやばいよ?
寺内:「方が」とかない。どっちもやばいんだよ(笑)。でもさ、 「勉強軽めにやりました」って言っていたけど、ちゃんと4年で卒業決めて、教員採用試験も受けてるわけだから、ちゃんとやることはやってるんだよね。
小林:素敵な警察官と素敵な学校の先生になっていただきたいですね。
寺内:頑張ってほしい!
さて、次回は『おうえんしナイト』は新企画! 受験生のお悩みをランパンプスが直接解決する『すっきりしナイト』をお届けします。ご期待ください。

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