2026年1月27日(火)、東京ミッドタウンにてNetflixラインナップ発表会 「Next on Netflix 2026」が開催。

2026年に動画配信プラットフォーム『Netflix』にて配信される新作タイトルや注目タイトルが発表され、さらに注目作品のNetflix映画『This is I』から齋藤工(和田耕治 役)と松本優作監督、Netflixシリーズ「地獄に堕ちるわよ」から戸田恵梨香(主演・細木数子 役)と瀧本智行監督が登場。

それぞれ行われたトークセッションの模様を中心にお届けしたい。

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戸田恵梨香 Next on Netflix 2026

Netflixコンテンツ部門 バイス・プレジデントが2026年注目タイトルを総括

まずは、Netflixコンテンツ部門 バイス・プレジデント 坂本和隆氏によるオープニングスピーチ。坂本氏は、日本発作品のグローバルでの総視聴時間が2025年下半期に過去最大へと成長していることを明かし、「クリエイティブファースト」という信念が原動力となっていることを力強く語った。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
坂本和隆氏 Next on Netflix 2026

坂本和隆氏 Next on Netflix 2026

続いて、坂本氏は【実写】【アニメ】【アンスクリプテッド】の3つのジャンルでの取り組みと展望を総括。

【実写】では、「欲望」「恋」「異世界」「人間ドラマ」など、多彩なジャンルで飛躍を目指しており、Netflixシリーズ「ガス人間」では日本と韓国のトップクリエイターがタッグを組み、さらに最先端の映像技術を活用することで、日本のSF表現の新たな一歩となる可能性を秘めた作品であることを語った。

さらに、東宝スタジオの制作拠点を大幅に拡大し、国内最大級となる300坪規模の大型ステージを導入する契約の締結を発表。これまで以上にスケールアップした作品を届けていくことに自信を見せた。

【アニメ】では、「刃牙道」「ジョジョの奇妙な冒険」など人気シリーズの最新作について触れ、話題作を次々と生み出しているアニメーションスタジオMAPPAとの戦略的パートナーシップについても言及。すでに新たなプロジェクトがスタートしていることも明かした。

“筋書きのない物語”こと【アンスクリプテッド】では、「あいの里」「ボーイフレンド」「ラヴ上等」というNetflixが誇る恋愛リアリティショー3作品の新シリーズとして、Netflixリアリティシリーズ「ボーイフレンド」シーズン2、Netflixリアリティシリーズ「あいの里」シーズン3、そしてNetflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」シーズン2が発表。

さらに、マツコ・デラックスとの初タッグによるNetflixシリーズ「ブラックオークション ~禁断の入札~」、「2026 ワールドベースボールクラシック」についても発表され、“筋書きのない物語”による新たな熱狂を予感させた。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
松本優作監督(左)、斎藤工(中央)、Next on Netflix 2026

松本優作監督(左)、斎藤工(中央)、Next on Netflix 2026

斎藤工が「この作品ならではの輝きを放っていた」と評した人物

ラインアップ発表会の後半では、Netflix映画『This is I』から斎藤工(和田耕治 役)と松本優作監督、Netflixシリーズ「地獄に堕ちるわよ」から戸田恵梨香(主演・細木数子 役)と瀧本智行監督が登場。作品づくりの裏側が赤裸々に語られた。

まず登壇したのは、Netflix映画『This is I』から斎藤工と松本優作監督。

本作のオファーを受け、斎藤は自身が演じた医師・和田耕治氏の著書『ペニス・カッター』というタイトルのインパクトに「驚いた」と語るも、「未来に向けた作品に出会えた。2026年に、意味深いテーマの素晴らしい作品に関われたことは嬉しい」と心境を明かす。

一方、松本監督は「Netflix作品を監督することは大きな夢のひとつだったので、驚いた」と率直な気持ちを語る。モデルとなったはるな愛の話題になると「生き方までは知らなかったし、和田先生の存在も知らなかった。著書を読んだり、当事者の方にお話を聞いたり、お二人の人生を知っていくなかで今の時代に映画化する必要がある物語だと確信した。現代よりも理解を得にくかった1980年代~1990年代に自分らしく生きた二人の姿を描きたいと思った」と熱い気持ちを語った。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
松本優作監督 Next on Netflix 2026

Next on Netflix 2026

また、自身が1992年生まれで当時の時代背景を知らないことへの不安を問われると、「不安はたくさんありました。でも、それ以上にこの作品に関われることは一生に一度あるかないかのチャンス。逃したくないと思った」と本音を明かす。斎藤も「ディレクター目線でどう形にするかを考えると、同時代性が邪魔をすることになる。松本さんの根っこにあるジャーナリズムは、どんな時代のどんなテーマでも“松本印”で素晴らしく昇華されることをご一緒して確信しました」と撮影を通じて確かな信頼関係が築かれたことを感じさせた。

主人公・アイを演じた期待の新人・望月春希についての話題になると松本監督は「オーディションを3ヶ月間やって、毎回成長を感じられた。

当時は17歳ながら、求められることはダンス、関西弁、肉体改造など盛りだくさんで、映画の経験がないのに耐えられるだろうかという不安はあったが、撮影前から演技レッスンやコミュニケーションを取りながら、慎重に役をつくっていくことができた。言葉にできないエネルギーみたいなものがすごくて、この人と映画をつくってみたいと思えた」と起用の理由を語る。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
斎藤工 Next on Netflix 2026

斎藤工 Next on Netflix 2026

齋藤も「作品から生まれるライジングスターで、その人自身が作品を包み、宿る光になった。この作品にしかないような輝きを放っていて、まぶしかった。もちろん背負わなければいけないことは大きいが、凌駕する強さを持ち合わせていた」と絶賛した。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
Next on Netflix 2026

Next on Netflix 2026

本作を彩る歌謡曲についても斎藤は「映画の印象の半分は音楽で決まる。昭和・平成の歌謡曲の歌詞の意味が、松本作品と見事にリンクしている。はるな愛さんにとっての応援歌であり、僕らの映画にとっても応援歌となった」、松本監督は「カラオケやカーステレオで聴いた楽曲ばかりで馴染みはあった。時代を超えても歌い継がれる名曲の新しさを作品として表現したかった。そして、何より望月さん演じるアイの身体表現が素晴らしく、元気をもらえるはず」と自信を見せた。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
斎藤工 Next on Netflix 2026

斎藤工 Next on Netflix 2026

最後に斎藤は「完成した作品をはるな愛さんとお母さま、そして和田先生のご家族にもご覧いただいたところ、最後に両家とも涙を流して抱き合っていた。その姿こそが、この作品の生まれた理由であり、ゴール。

一番届くべき人に届いたことが嬉しかった」と知られざるエピソードを明かす。そして、「この作品ははるな愛さんの物語であると同時に、夢を支えることが夢になった和田先生の物語でもある。みなさんの心の奥に届くことを願っています」と想いを込めたコメントで、トークセッションを締めくくった。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
松本優作監督(左)、斎藤工(中央)、Next on Netflix 2026

松本優作監督(左)、斎藤工(中央)、Next on Netflix 2026

戸田恵梨香「もうひとつの人生を生きる体験をしてしまった」

暗転した会場中に響き渡る「あんた、地獄に堕ちるわよ」というセリフとともに登壇したのは、Netflixシリーズ「地獄に堕ちるわよ」で主演・細木数子役を演じた戸田恵梨香と瀧本智行監督。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
戸田恵梨香 Next on Netflix 2026

戸田恵梨香 Next on Netflix 2026

冒頭、本作を担当することになった経緯を聞かれた戸田は「年齢も性格も自分とは似ても似つかない女性なので不安を抱いていたが、プロデューサーから『真似をする必要はない。戸田さんが思うままを演じてほしい』と言われたことで勇気が出た」と当時を振り返る。一方、生前の細木数子さんに苦手意識を抱いていた瀧本監督は「実は2回お断りした」とまさかの発言。それでも「昭和・平成を象徴する人物を描くことにチャレンジするために引き受けた。あとは戸田さんが演じることが決まっていたので、安心材料になった」と経緯を語った。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
戸田恵梨香 Next on Netflix 2026

戸田恵梨香 Next on Netflix 2026

また、瀧本監督は「衣装合わせのタイミングで準備稿が上がってきた。僕自身はまだ内容に納得していなかったが、『撮影は半年先だから』と読み進めていたら、衣装合わせ中で着物姿の戸田さんが私とプロデューサーのところに来て、『シナリオはこれでいいんですか!?』と問い詰められた」というエピソードを披露。まるで極道の妻のような衣装とメイクの戸田からの抗議に慌てたが、同時に「この人なら細木数子を演じられる」と確信したことを明かした。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
戸田恵梨香(左)、瀧本智行監督(右)Next on Netflix 2026

戸田恵梨香(左)、瀧本智行監督(右)Next on Netflix 2026

瀧本監督からのまさかの暴露に戸田は苦笑いを浮かべつつも、「細木さんの本を読んだり、動画を観たりすると、細木さんの持つエピソードの多さ、激しさに驚いた一方で、脚本に描かれているエピソードが穏やかに思えてきたので……『もっと激しく演じたい』という欲が出たんだと思う。どこまでできるんだろうという不安を抱えた記憶もあり、必死になっていた」と当時の心境を語った。

実際に、シナリオは当初から大きく変わったそうで、その理由を瀧本監督は「かなり悩んだが、伊藤沙莉さんが演じる売れない小説家が細木数子さんの自伝的小説を書くという構成に変えていった。自分にとって沙莉さんの役は自分の映し鏡のような存在。現存する細木数子さんの資料に目を通し、『仕事がなかった頃の自分がもし細木数子さんの自伝的映画を撮ってみたら?』と考えて、脳内で彼女と向き合った」と振り返った。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
戸田恵梨香(中央)、瀧本智行監督(右)Next on Netflix 2026

戸田恵梨香(中央)、瀧本智行監督(右)Next on Netflix 2026

細木数子としての50年間を生きて戸田は「自分以外の人生を生きて、『生きたなぁ!』と感じた(笑)泣いてはいけないシーンで涙が出てきて、自分が細木数子なのか、戸田恵梨香なのか、わからなくなる感覚があった」と役への没入ぶりを見せる。そして、「半年間の撮影は本当に濃厚だった。家庭を持って、1日1日を過ごしているが、もうひとつの人生を生きる体験をしてしまったので、とにかく贅沢な時間だった。クライマックスに監督が泣いてしまってカットをかけられなくなっていたのが印象的だった(笑)」と暴露返し。瀧本監督も苦笑いを浮かべながらも、最後の15分は震えながら観ていたことを認めた。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
瀧本智行監督 Next on Netflix 2026

瀧本智行監督 Next on Netflix 2026

最後に瀧本監督は「細木数子さんを色眼鏡で見ている人は大勢いると思うし、怖いもの見たさで観る人もいるかもしれない。でも、とにかく観てほしい。

ひとりでも多くの人に観てもらいたい」と語ると、戸田も「どんどん作品を観ていくと本当の細木数子が出てきて、どんどんイメージが崩れ落ちていって、何を思って生きていたのか、何を抱えていたのかが見えてくると思う。暴露されていること、テレビに映っていたこととは違う側面が見えてくるので最後まで楽しんで観てほしい」と息ピッタリにアピール。トークセッションを締めくくった。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
戸田恵梨香(中央)、瀧本智行監督(右)Next on Netflix 2026

戸田恵梨香(中央)、瀧本智行監督(右)Next on Netflix 2026

今回「Next on Netflix 2026」にて発表された作品の詳細等は、ぜひHPやSNSなどをチェックしていただきたい。

戸田恵梨香「『もっと激しく演じたい』と必死になっていた」Netflixラインナップ発表会・Next on Netflix 2026レポート
Next on Netflix 2026

Next on Netflix 2026

アニメ
アニメシリーズ「炎炎ノ消防隊 参ノ章」 第2クール 
(c)大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報第参課
Netflixシリーズ「プリズム輪舞曲」 
Netflix映画「超かぐや姫!」 
Netflixシリーズ「刃牙道」
Netflixシリーズ「BEASTARS FINAL SEASON」 Part2 
アニメシリーズ「スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険」 
(c)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SBR製作委員会
Netflixシリーズ「氷の城壁」 
(c)阿賀沢紅茶/集英社・TVアニメ「氷の城壁」製作委員会
アニメシリーズ「二十世紀電氣目録-ユーレカ・エヴリカ-」 
(c)結城弘・京都アニメーション/明滋電氣商工会

映画
Netflix映画『This is I』 
Netflix映画『僕の狂ったフェミ彼女』 
Netflix映画『余命一年、男をかう』 

シリーズ
Netflixシリーズ「九条の大罪」 
Netflixシリーズ「地獄に堕ちるわよ」 
Netflixシリーズ「ソウルメイト」 
Netflixシリーズ「喧嘩独学 」 
Netflixシリーズ「ガス人間」 
Netflixシリーズ「SとX」 
Netflixシリーズ「ダウンタイム」 
Netflixシリーズ「俺のこと、なんか言ってた?」 
Netflixシリーズ「国民クイズ」 
Netflixシリーズ「ONE PIECE」 シーズン2 
(c)尾田栄一郎/集英社

アンスクリプテッド
Netflixリアリティシリーズ「ボーイフレンド」シーズン2 
Netflixシリーズ「ブラックオークション ~禁断の入札~」 
Netflixリアリティシリーズ「あいの里」シーズン3 
Netflixリアリティシリーズ「ラヴ上等」シーズン2 

LIVE
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