夢中になって楽しみ尽くす「PLAY HARD」をコンセプトに、星野リゾートが国内外に展開するリゾートホテルブランド「リゾナーレ」。土地の特性を生かした空間デザインや、多彩なアクティビティ、訪ねる地域や季節ならではの体験を通して、想像を超える滞在と、心に残る旅を提供する本ブランドは、現在国内外で8施設を展開し、2027年には「リゾナーレ福井」の営業開始を予定している。

そんな「リゾナーレ」の施設の中から、今回は、都心からそう遠くない距離に位置し、観光地としても人気のある静岡県熱海市にある「リゾナーレ熱海」を訪問。「空と海と森が彩るマジックタイムステイ」をコンセプトに据えた様々なアクティビティや、趣向を凝らした空間デザインに触れながら、海と山のめぐみを一度に味わうことができる熱海に“夢中”になる一泊二日の宿泊体験レポートをお届けする。

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱...の画像はこちら >>

アクティビティラウンジ

リゾナーレ熱海は、JR熱海駅から車で約20分、石橋I.C.から約45分、沼津I.C.から約60分のところの高台に建ち、熱海の市街地と相模湾を一望できる場所に位置する。それゆえに館内の構造は少々特殊。主に2棟の建物から成り、エントランスおよびフロントは10階。4~10階および連絡通路でつながるテラス棟の1~5階が客室になっており、館内のお目当ての場所に向かう道中もちょっとした探検気分を味わえるつくりになっている。11タイプ全81室の客室はすべてがオーシャンビューという贅沢なつくりになっており、時間ごとに変わる景色や、毎年4月から12月にかけて開催される熱海海上花火大会を見渡すことができる。そんな立地を活かし、館内も「花火」と海の「青」を基調にデザインされ、随所に熱海らしさが散りばめられている。

■眼下に広がる絶景を楽しみながらそれぞれの時間を過ごせるアクティビティラウンジ

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱海」での夢体験

親子の北壁 クライミングウォール

フロントでチェックインを済ませ、曲線を描く階段で吹き抜けの9階へ降りると、まず目に入るのが、「アクティビティラウンジ」。高さ6メートルの大きな窓からのぞむ熱海の絶景はまさに圧巻の一言。その絶景を眺めながら旅路に一息つくもよし、ソファに座ってスペースの各所に並べられた絵本を読むもよし、お子様向けの小さなテーブル&チェアも備え付けられているので、世代問わず、それぞれのタイミングでのそれぞれの楽しみ方でリラックスタイムを過ごすことができる。

そして、フロアの北側の壁には吹き抜けの空間を生かした巨大なクライミングウォール、その名も「親子の北壁 クライミングウォール」がそびえ立つ。花火をイメージした華やかなデザインのこのクライミングウォールでは、1年を通して毎日クライミング体験を実施。

親子で気軽にクライミングを楽しむことができるのはうれしい。

■空と海と森が調和する心地よい空間

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱海」での夢体験

テラスリビングスイート

今回宿泊したのは、テラス棟にある「テラスリビングスイート」。100平米を超える広々とした部屋で、最大6人まで利用可能。テラスをのぞむ大きな窓に、ロイヤルブルーの絨毯に白い壁、家具やベッドまわりはウッディなテイストで揃えてある部屋の中にも空と海と森の調和が感じられる。

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱海」での夢体験

ベッドルーム

テラスからは相模湾と熱海港の街並みと緑豊かな山々が見える。テラスリビング付きのお部屋には滞在グッズ(ティータイムセット、オリジナル線香花火、星座早見表など)の用意も。ベッドルームの奥には秘密基地風のくつろぎスペースもある。

■熱海といえばやっぱり温泉! 相模湾の絶景を臨むドリーミーな体験を

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熱海温泉 ゆらゆら

熱海に来たら外せないのが温泉。もちろんリゾナーレ熱海にも温泉はある。2025年3月6日にリニューアルオープンした「熱海温泉 ゆらゆら」は、条件が揃った時にだけ伊豆半島の東海岸の水平線から昇る月が海面に映る「ムーンロード」をテーマに館内のデザインが統一されている。

「ゆ」の字を月に見立て、その光が海面に映るムーンロードを描いたモザイクアートがお洒落なエントランスを抜けると、男湯、女湯の入り口には、こちらも月が描かれたのれんがかかる。さらに、脱衣所の鏡を順に見ていくと、月の満ち欠けを表現したデザインが施されていて、エントランスから徹底してムーンロードの物語を描く幻想的な空間になっている。タオル類、アメニティ類も脱衣所内に用意されているため、部屋と温泉を身軽に往復できるのもいい。

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱海」での夢体験

半露天風呂

浴場内に足を踏み入れるとミッドナイトブルーに塗られた濃い青色の壁の先に、熱海の海を見下ろす絶景が! 内湯も大きな窓から絶景を見ながらくつろげるが、「熱海温泉 ゆらゆら」の醍醐味はやはり半露天風呂。

眼前に広がる海と浴槽とが繋がっているような感覚で絶景を眺める贅沢な時間はプライスレス。泉質は、温まりやすく湯冷めしにくい塩化物泉で、刺激も少ないやさしいお湯。外気の影響を受けてお湯の温度が内湯よりも若干低いこともあって、時間とともに移り変わる海と街の様子を眺めながら思わず長湯をしてしまう。

入浴可能な時間は4:30~11:00と15:00~25:00。筆者も2日目に少し早起きをして朝風呂をいただいたが、漁に出かける漁船が航跡を描く中、雲間からオレンジ色の太陽が顔を出して海を薄いピンク色に染めていく様子は、まるで抽象画の世界に迷い込んだようで思わず見惚れてしまった。

■静岡名産水わさびが主役。春限定のアフターヌーンティーを体験

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱海」での夢体験

世界農業遺産の伝統的栽培方法「畳石式」をモチーフにしたスタンドと、わさびの花や苔を表現したテーブル

ティータイムの時間に訪れたのは、「森の空中基地 くすくす」。緑のアーチでホテルと直結するここには、大自然が広がる。春を迎え新緑が芽吹く木々の中でも目を引くのは、樹齢300年を超えるクスノキ。その樹上に建てられた、静岡県生まれのツリーハウスクリエイター・小林崇氏が手掛けたツリーハウスが「森の空中基地 くすくす」だ。ここを貸し切りにして、今回ひと足速く体験させていただいたのは、4月1日~6月30日の期間に提供される「水わさび香る新緑のアフタヌーンティー」。わさびの根茎生産量、産出額で全国一位を誇る静岡県。

花を咲かせるために根の部分に水分を溜め込んで辛みが抑えられるこの季節に、わさびを薬味ではなくメインに据え、その魅力を新発見するプログラムだ。静岡名産のぐり茶に、セルフですりおろしたわさびを加えていただく「わさびの冷茶」にはじまり、わさびをふんだんに使ったスイーツとセイボリーの数々は、爽やかな香りと鼻に抜ける瑞々しい辛みのあとにほんのり甘味が追いかけてくる、この季節にしか味わえないわさびの奥深さを教えてくれる。

■スタイリッシュな空間で堪能する旬の海の幸、山の幸

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱海」での夢体験

熱海の海の波間に浮かぶ船を表現した器で旬の素材を生かした献立が届けられる

夕食は4階の「和食ダイニング 花火」へ。熱海海上花火大会をイメージした店内は、黒を基調にした落ち着いた中に花火の華やかさが浮かび上がる大人な雰囲気。そんな洗練された空間でいただくのは、「熱海舌つづみ」をテーマにした会席料理。伊豆半島が静岡一の収穫力を誇るサザエを余すところなく使った「さざえの磯香蒸し」から、煎り酢とお醤油でいただく旬のお魚のお造りや、3種のお出汁でいただく「金目鯛と牛、旬野菜のしゃぶしゃぶ」、そしてデザートまで、熱海の食の惠みに文字通り舌つづみを打つ豊かな時間を過ごすことができる。

■静岡ならではのメニューを楽しめる朝食も絶品

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱海」での夢体験

「スタジオビュッフェ もぐもぐ」

翌朝、差し込む朝日を浴び、凛とした朝の空気を感じながらドリップ抽出した静岡茶をいただいてから向かったのは、今年2月にリニューアルした「スタジオビュッフェ もぐもぐ」。 窓から見えるさわやかな景色と調和する「花火と海の幸」をテーマにした装飾の中で美味しい朝食を楽しむことができる。ビュッフェスタイルで提供される約30種類のメニューは、和洋様々な種類を取り揃え、自分流のアレンジも思いのまま。さらにライブキッチンでは、鯛ごはん、海鮮 朝ラーメン、フレンチトーストが提供され、静岡ならではのメニューもできたてで提供される。

■最上階で楽しむ砂浜の感触と春のアクティビティ

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱海」での夢体験

「ソラノビーチ Books&Cafe」

朝食をお腹いっぱいいただいたあとは、ホテル最上階に位置する「ソラノビーチ Books&Cafe」へ。地上10階のフロア一面に白砂を敷き詰めたアーバンビーチをイメージした空間で、裸足になって砂の感触を楽しみながら、飲み物片手にスタッフが選書した約300種類の本の中から、その時の気分に合わせた本をゆったり読んでみるのもよさそう。

空と海と森――春の静岡の新たな魅力を発見する、「リゾナーレ熱海」での夢体験

「天空の花咲くリゾナーレ」変わり咲きのガーベラと一緒に、世界でひとつだけのブーケが完成

今回こちらで体験したのは、4月1日~5月31日の期間に開催される「天空の花咲くリゾナーレ」の中で提供される、花火とガーベラをイメージした限定モクテルと、ガーベラ染色とブーケ作り。実は静岡県は日本一のガーベラの産地。

ガーベラと一口に言ってもその種類は様々で、日本国内では約500品種が栽培され、その咲き方も八重咲き、ポンポン咲き、スパイダー咲きなどバラエティに富む。そんなガーベラの種類の豊富さが花火の種類と色彩の豊富さに通ずるところから、今回初開催となる「天空の花咲くリゾナーレ」では、ガーベラを3,000本以上使った華やかな装飾が登場する。空間を彩る様々なガーベラを眺めながら、オレンジ&イチゴ&ソーダの3層が華やかで美しい限定モクテルをいただいたり、自分だけのオリジナルカラーのガーベラのブーケを作ったり、ここでしか体験できないスペシャルな時間を過ごすことができる。

リゾナーレ熱海では、このほかにも大人も子供も楽しめる様々なアクティビティを季節ごとに提供していて、そうしたアクティビティや食を通して、熱海、そして静岡の季節ごとに変わる魅力を体感することができる。一泊二日では味わい尽くしきれないほどのこの土地の多彩な魅力を肌で感じられる時間は、リゾナーレだからこそ。まさに夢中になれる魔法のような時間を、「リゾナーレ熱海」で過ごしてみてはいかがだろうか。

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