木漏れ日と澄んだ空気に包まれる癒しの森林浴。日常を離れて自然の癒しを感じてみませんか?

All About ニュース編集部は2025年8月21日、全国20~60代の男女240人を対象に、「森林浴の森 日本100選」に関するアンケートを実施しました。
森林浴の森 日本100選とは、日本の森林を21世紀に引き継ぐため、1980年代に全国各地から100カ所の森を選定したものです。

その中から、「森林浴の森 日本100選の中で、好き&行ってみたい中国・四国地方の森林浴スポット」ランキングの結果をご紹介します。

※都道府県の分類は、日本の森・滝・渚全国協議会の公式Webサイトに基づいています

■3位:岡山県立森林公園(岡山県 鏡野町)/32票
中国地方最大級の規模を誇る「岡山県立森林公園」は、標高の高い山間に広がる自然豊かな森。ブナやミズナラといった広葉樹に囲まれた園内では、森林浴はもちろん、四季の草花を愛でながらのんびり散策が楽しめます。春にはカタクリやミズバショウが咲き、夏は涼しい高原の風が心地よく、秋には山全体が色づく紅葉も見事です。園内には体験プログラムも充実しており、大人から子どもまで自然とふれあえる場として親しまれています。都会の喧騒(けんそう)を忘れ、深呼吸したくなるような場所です。

回答者からは「湿原の植物も楽しめる広大な森林公園。展望台や湿原、大滝など変化に富んだ自然が魅力」(40代女性/愛知県)、「鳥取県との県境の1000メートル前後の標高にあり、天然杉や様々な花、野鳥が住んでいて都会にはない静寂さがあります」(60代男性/兵庫県)、「中国地方では珍しい草花が生えてますし、森林浴に最適だと思いました。湿原や滝などもあるので自然の魅力が詰まったスポットですし、時間をかけてゆっくり巡りたいと思います」(30代男性/福岡県)といった声が集まりました。

■同率1位:足摺岬自然休養林(高知県 土佐清水市・大月町)/35票
四国最南端に位置する足摺岬は、目の前に広がる雄大な太平洋と南国らしい亜熱帯植物が生い茂る森が共存する、他にはないロケーション。岬をぐるりと囲むように整備された遊歩道を歩けば、潮風と森の香りが混ざり合い、まるで五感が目覚めていくような感覚を味わえます。
展望台からの眺望は思わず息をのむほどで、晴れた日には水平線の先まで見渡せることも。森林浴と海の絶景、両方を同時に楽しめるぜいたくな場所として、多くの人に愛されています。

回答者からは「四国の最果ての地を訪れてみたいから」(40代男性/神奈川県)、「足摺岬の豊かな自然が美しい」(50代女性/滋賀県)、「山陰と四国の森は神秘的な感じがするので」(40代男性/大阪府)、「亜熱帯性の植物が目立ち、森とはまた違った趣を楽しむことができます」(40代男性/山形県)といった声が集まりました。

■同率1位:三段峡(広島県 安芸太田町)/35票
三段峡は、広島の山深くに広がる全長16kmにも及ぶ大峡谷。清流が流れ、岩壁や滝が点在するその景観は、まるで自然がつくりあげた芸術作品のようです。峡谷沿いに伸びる散策路は歩きやすく整備されており、四季折々の風景と共に、空気に含まれるたっぷりのマイナスイオンを全身で感じながら歩くことができます。春は新緑、夏は涼風、秋は紅葉、冬は静けさと、どの季節に訪れても別の顔を見せてくれるのも魅力。自然とゆっくり向き合いたい人にこそすすめたい場所です。

なお、2025年8月現在、遊歩道には一部通行止め区間があります。訪問の際には公式Webサイトなどをチェックすることをおすすめします。

回答者からは「国の特別名勝にも指定されている美しい渓谷。清らかな水が流れる川沿いの道を歩きながら、滝や淵、岩などの自然が作り出した景観と、豊かな森林の両方を堪能できる」(60代男性/大阪府)、「遊歩道は整備されていて、森林セラピー認定コースもあり、癒し効果抜群のスポットだから」(50代男性/東京都)、「船で峡谷を進む体験もでき、冒険気分を味わえるのも楽しいと思うから」(30代男性/富山県)といった声が集まりました。


※回答者からのコメントは原文ママです

この記事の筆者:坂上 恵
All About ニュース編集部の編集者。SNSトレンドやSEOライティングに強みがあり、旅行・カルチャー・エンタメを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が趣味。
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