All About ニュース編集部では、2025年8月21日、全国10~60代の男女250人を対象に、「日本の滝100選(日本百名滝)」に関するアンケートを実施しました。日本の滝100選とは、1990年に選定された日本を代表する100の滝のこと。
全国の一般公募により選定され、「日本百名滝」と呼ばれることもあります。

今回は、「日本の滝100選の中で、好き&行ってみたい近畿地方の滝」ランキングの結果をご紹介します。

※都道府県の分類は、日本の森・滝・渚全国協議会の公式Webサイトに基づいています

■2位:箕面滝(大阪府 箕面市)/28票
大阪市内から電車と徒歩で気軽にアクセスできる箕面滝は、落差33mの端正な流れが特徴の美しい滝。明治の森箕面国定公園の中に位置し、緑豊かな山道を歩いてたどり着くその道のりも、森林浴としての心地よさに満ちています。夏は木陰の中をそよぐ風が涼しく、秋には燃えるような紅葉が滝の背景に。自然の中にいながらも整備された歩道や周辺施設が充実しており、初めての滝巡りにもぴったりです。

回答者からは「前にテレビで見て、滝までの散策ルートや名物も含めて興味があるからです」(40代男性/北海道)、「紅葉が綺麗と聞いたことがあるから」(20代女性/京都府)、「箕面という場所は、関西の方にとっては、素晴らしい場所のようなので、行ってみたいです」(50代女性/静岡県)といった声が集まりました。

■1位:那智滝(和歌山県 那智勝浦町)/81票
熊野那智大社の象徴である那智滝は、落差133mの直瀑。滝そのものが信仰の対象であり、熊野那智大社の別宮である飛瀧神社の御神体として今も多くの人々に崇められています。深い森に抱かれながら流れ落ちるその水の白さは、まるで天からの清めのよう。訪れた瞬間から空気が一変し、心が静まり返るような感覚に包まれます。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、自然と信仰の共存を肌で感じられる、まさに唯一無二の名瀑です。


回答者からは「落差があり迫力がすごく、離れていても感じられる水しぶきを浴びて、癒されたい」(40代女性/滋賀県)、「滝と朱塗りの三重塔とのコラボは絵画のような絶景」(40代女性/愛知県)、「日本で最も落差のある単独滝で、滝壺近くまで行ける遊歩道や展望スポットも整備されているから、観るだけで感動するので」(50代男性/広島県)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです

この記事の筆者:坂上 恵
All About ニュースの編集者。オールアバウトに入社後、SNSトレンドにフォーカスした記事執筆やSEOライティングの経験を経て、のちにAll About ニュースチームのメンバーに参入。現在は旅行・カルチャー・エンタメなどを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が生きがい。
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