All About ニュース編集部では、2025年8月21日、全国10~60代の男女250人を対象に、「日本の滝100選(日本百名滝)」に関するアンケートを実施しました。日本の滝100選とは、1990年に選定された日本を代表する100の滝のこと。
全国の一般公募により選定され、「日本百名滝」と呼ばれることもあります。

今回は、「日本の滝100選の中で、好き&行ってみたい東海地方の滝」ランキングの結果をご紹介します。

※都道府県の分類は、日本の森・滝・渚全国協議会の公式Webサイトに基づいています

■2位:白糸の滝・音止めの滝(静岡県 富士宮市)/56票
富士山の恵みが育んだ「白糸の滝」と「音止めの滝」は、静岡を代表する美と迫力の二枚看板。白糸の滝は、幅150mの絶壁から湧き出すように流れ落ちる無数の細い水流がまるで水のカーテンのようで、見ているだけで心がすっと落ち着きます。一方、すぐ隣に位置する音止めの滝は、轟音と共に水が力強く落下するダイナミックな滝。この対照的な2つの滝を同時に楽しめるのが、ここならではの魅力です。富士山観光の合間に立ち寄れば、自然の奥深さを改めて感じるひとときが待っています。

回答者からは「滝までのアクセスが良く気軽に行って気軽に見てこられる場所です」(50代女性/静岡県)、「勢いのある滝とはまたジャンルが異なるが、あたりの景観を含めた風景として圧巻の滝」(20代女性/茨城県)、「世界文化遺産・富士山の構成資産にもなっており、名実ともに日本を代表する滝です。富士山の伏流水が無数の細い流れとなって岩壁から落ちる姿は繊細で美しく、まるで絹糸のカーテンのようです。音止めの滝と合わせて訪れることで、静と動の対比を味わえる点も魅力的です」(20代男性/静岡県)といった声が集まりました。

■1位:養老の滝(岐阜県 養老町)/77票
岐阜県養老町の「養老の滝」は、古くから伝わる“孝子伝説”と共に語り継がれてきた歴史ある名瀑。落差約30mの水が岩角を打って流れ落ち、周囲の緑と美しく調和しています。
滝のある一帯は「養老公園」として整備されており、散策しながら森林浴も楽しめる気持ちのよいエリア。滝の音に耳を傾けながらベンチでひと休みすれば、自然と心がほどけていくのを感じられるでしょう。歴史と自然が静かに交差するこの場所は、ただの観光地以上の魅力を秘めています。

回答者からは「自然の中で静かにたたずむ滝の存在感に魅力を感じる」(30代女性/東京都)、「東海地方では天皇や親孝行の伝説がある名滝だから」(50代男性/愛知県)、「孝子物語に登場していて、居酒屋の名前にもなっているので気になっていた」(30代女性/神奈川県)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです

この記事の筆者:坂上 恵
All About ニュースの編集者。オールアバウトに入社後、SNSトレンドにフォーカスした記事執筆やSEOライティングの経験を経て、のちにAll About ニュースチームのメンバーに参入。現在は旅行・カルチャー・エンタメなどを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が生きがい。
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