連日多くの人でにぎわい、さまざまな話題を呼んでいる大阪・関西万博も、10月13日の閉幕まで残すところあと1カ月ほど。閉幕までに行きたい&おすすめの「シグネチャーパビリオン」はありますか?

All About ニュース編集部は2025年8月21日、全国10~60代の男女200人を対象に「大阪・関西万博」に関するアンケート調査を実施。
その結果をランキング形式で紹介するとともに、通期パスでほぼ全てのパビリオンを回り終えた旅行ジャーナリスト・村田和子さんに、パビリオンの魅力について聞いてみました。

■第2位:いのちの未来(石黒浩プロデュース)/43票
2位には、ロボット工学の第一人者・石黒浩さんが主導するシグネチャーパビリオン「いのちの未来」がランクイン。「技術と融合することにより、いのちの可能性を拡げる」をコンセプトに、その新たな在り方を創造し、展示しています。

回答者からは、「アンドロイドとの対話や、ロボットと人間が共生する未来をテーマにした没入型の体験が人気」(60代男性/大阪府)、「昔マツコさんの番組で作られた、マツコさんのアンドロイドが展示されているらしいので、見てみたい」(30代女性/栃木県)、「親子で「どうして生きているの?」と話し合えるいい機会になると思ったから」(30代女性/大阪府)などの声が寄せられました。

■第1位:null²(落合陽一プロデュース)/55票
【万博】閉幕までに行きたい「シグネチャーパビリオン」! 2位「いのちの未来」、1位は不思議な……?
null²
1位に輝いたのは、落合陽一さんプロデュースによるシグネチャーパビリオン「null²(ヌルヌル)」。「ヌル(null、プログラミング分野で値がない状態を表す)」という概念を軸に、存在と非存在の相互作用を探求するパビリオンで、3つの体験モードがあります。

静寂と騒音、光と闇、生と死——相反する要素が交錯するデジタルネイチャー(計算機自然)への旅は、あなたの常識を覆し、世界観を大きく揺さぶるかもしれません。

回答者からは、「落合陽一氏がプロデュースしているところがまず興味深く近未来的な体験をできそうだから」(40代女性/埼玉県)、「異次元の感覚を味わえる」(50代女性/滋賀県)、「建物が動いている映像をみて、どんな内容なのか気になったから」(40代女性/埼玉県)などの声が寄せられました。

■大阪・関西万博に詳しい村田和子さん「いのちパークは、THE万博という雰囲気」
ユニークな外観の8つのシグネチャーパビリオンがたたずむ「いのちパーク」は、「THE万博」という雰囲気が圧巻で必ず足を運びたいスポット。

昼はウォータープラザで毎時0分から5分ほど噴水ショーが開催され(予約なし)、暑さ対策の霧の噴射は一帯が真っ白になり迫力があると人気。夜には個性ある建物がライトアップされる様が美しく、日中とは違う魅力に包まれます。

ランキング2位の「いのちの未来」は、アンドロイドなど最先端の技術に触れながら、遠くない未来の生活を垣間見ることができます。
リアルさに感心する一方で、小さな子どもからは「怖い」という感想も。

「null²」は独特の目を引く外観がユニークですが、内部も不思議な空間が広がります。プロデューサーである落合陽一氏の人気もあり予約の難易度は高めですが、1分ほど中を見学できるウォークスルー(予約不要。14時半~15時半)なら、手軽に内部へ入ることができます。

万人におすすめのシグネチャーパビリオンは「EARTH MART」。身近な食の問題がアートなビジュアルで表現され、25年後に会場内で漬けた梅干と引き換えられる「万博漬け引換券」のプレゼントは未来に向けワクワク感が高まります。

「いのちの遊び場~クラゲ館」は地上部は予約なしで楽しめて子どもに人気、地下の予約エリアはどちらかというと大人におすすめ(※暗闇が苦手な人や、音を出しながら体験したい子ども連れに適した「わいわいぺちゃくちゃ」枠もあります)。

村田 和子 プロフィール
通期パスで万博に通う関西在住の旅行ジャーナリスト。パビリオンはほぼ制覇。「旅で元気になる」をテーマに活動。親子で47都道府県を踏破し旅育メソッドを提唱。著書に「旅育BOOK(日本実業出版社)」。
クルーズコンサルタント、総合旅行業務取扱管理者。大人旅、ひとり旅も得意!

■調査概要
調査期間:2025年8月21日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国10~60代の男女200人
※回答者のコメントは原文ママです

※本調査は全国200人を対象に実施したもので、結果は回答者の意見を集計したものであり、全体の意見を断定的に示すものではありません
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