冷蔵庫のドアパッキンが汚れてきているけど、放置してしまっている……。こんな人もいるかもしれません。
実際のところ、掃除をしないとどのようなデメリットがあるのでしょうか。

「All About」ガイドで、企業の製品開発のお手伝いやPR支援なども行うコヤマタカヒロが解説します。

(今回の質問)
冷蔵庫のドアパッキンは掃除した方がよいですか?

(回答)
非常に汚れやすく、カビの発生源でもあるのでこまめな掃除が欠かせません。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

■臭いの原因になる部分なので早めのケアが重要
冷蔵庫のドアパッキンは、冷気が逃げないようにしっかり密閉するために欠かせない部品です。また、手で直接触れたり、食材や水分が触れることもあるため、非常に汚れやすく、臭いの原因になる部分でもあります。

さらに、ドア周りは温度変化が大きいため、結露が発生しやすく、食材カスなども付着しやすいため、カビの発生源になります。カビが発生したりしてパッキンが劣化すると冷蔵庫の密閉性が下がってしまい、食材が傷みやすくなったり、消費電力が上がる可能性があるので、汚れが付着したら早めにケアすることが大切です。

■日常的なメンテナンスの方法は?
ドアパッキンの日常的なメンテナンスは、ぬるま湯に浸したやわらかい布などで拭うだけでOK。指紋が付いていたり、食材の汚れなどが付いていたらすぐに拭き取るようにしましょう。また、キッチンで使えるタイプのアルコール除菌スプレーなどを使うのも方法。キッチンペーパーなどで汚れを拭き取りましょう。


ぬるま湯やアルコールではとれないような汚れが付いたり、カビが発生している場合は、薄めた中性洗剤やキッチンハイターなどの漂白剤を使って除去します。漂白剤を使ってカビを除去する場合、浸したキッチンペーパーなどを汚れている部分にかぶせて、20分前後置き、洗剤をしっかり浸透させます。最後にしっかりと水拭きして洗剤が残らないようにしましょう。

この記事の執筆者: コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
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