横浜市民でも「え、なんて読むの!?」と驚くような、横浜市内の難読地名をピックアップ!

この記事では、2025年10月12日、13日に「2025年度 保土ケ谷宿場まつり」が開催される横浜市保土ケ谷区の難読地名「帷子」に注目します。さて、あなたはこの地名を正しく読めるでしょうか?

■宿場町・保土ケ谷を盛り上げる「保土ケ谷宿場まつり」
「保土ケ谷宿場まつり」は、歴史ある宿場町“保土ケ谷”を盛り上げることを目的に1990年に始まりました。
期間中は保土ケ谷駅西口商店街の一部が通行止めとなり、近隣の商店街店舗による「ござ市」の会場となります。

また、税務署前ステージでは、ご当地ゆるキャラの「宿場くん」「宿場ちゃん」がキャッチーな歌詞とリズムの「宿場くん音頭」を披露。北側駐車場ではたこ焼きやハンバーグ、ドリンクなどが販売されます。

「保土ケ谷宿場まつり」の会場となっている保土ケ谷駅西口周辺は「帷子町」という地名ですが、「帷子」は何と読むでしょう?

■横浜市保土ケ谷区の難読地名「帷子」の読み方は?
【横浜18区】読めたら横浜ツウ! 保土ケ谷駅西口周辺の地名「帷子」は何と読む? 由来は「片平」説?
「帷子」の読み方は「かたびら」(筆者撮影)
帷子は「かたびら」と読みます。

保土ケ谷区内には帷子川(かたびらがわ)という河川が流れています。名前の由来についてはいくつかの説があるようですが、「保土ケ谷区歴史資料地図」によると、現在の天王町一帯は昔、一方が山で他方が田野で平らな地形をしていたため、片平(かたひら)と呼ばれ、その中を流れていた川を「かたびらかわ」と呼んでいたそうです。

漢字の「帷子川」については、1480年の太田道灌(おおた どうかん)の平安紀行に「帷子」という地名(現在の天王町付近)があり、現在の帷子川はここからきたものとされています。

ちなみに、帷子町がある保土ケ谷区は、横浜18区で「下町のイメージがある区」ランキング(All About ニュース編集部が実施)で第3位となっています。

いかがでしたか? 横浜を訪れた際は、ぜひ難読地名にも注目してみてください。

この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。
「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。
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