その中から、「秋に行きたい石川県の温泉地」ランキングの結果をご紹介します。
■2位:山代温泉/63票
開湯1300年を誇る山代温泉は、加賀温泉郷の中でも文化の香りが色濃く残る温泉地です。伝統的な公衆浴場である「総湯」や復元された「古総湯」、湯の曲輪と呼ばれる町並みが、かつての温泉文化を今に伝えています。秋には周囲の山々が紅葉に染まり、散策路をゆったりと歩くだけでも心が和らぎます。地元の九谷焼や山中漆器といった伝統工芸、さらには旬の食材を使った加賀料理も旅の魅力の1つ。歴史と自然、文化と味覚が調和した、味わい深い温泉地です。
回答者からは「山代温泉は与謝野晶子や泉鏡花、北大路魯山人ら、文化人に愛された温泉地。良質の温泉はもちろん、九谷焼の窯跡や工房なども点在し、文化の薫り漂います」(30代女性/埼玉県)、「歴史ある温泉街で、風情ある街並みと秋の紅葉を楽しみながらゆったり湯めぐりできるため」(50代男性/山口県)、「明治時代の風情があり、様々な文人が訪れた古総湯に読書の秋に行ってみたいため」(20代女性/愛知県)といった声が集まりました。
■1位:和倉温泉/69票
七尾湾を望む海沿いの温泉地・和倉温泉は、塩分を含んだやわらかな湯と、美しい海景が楽しめるぜいたくなスポットです。開湯から1200年の歴史を持ち、湯治場としてだけでなく、格式ある高級旅館が立ち並ぶ観光地としても名高い存在。秋には、茜色に染まる夕暮れの海と空が温泉街を幻想的に包み、訪れる人の心を静かに癒します。海の幸も豊富で、季節の味覚と共に過ごすひとときは格別。心身ともに深く満たされる、特別な時間が流れる温泉地です。
※2024年1月1日に発生した能登半島地震により、2025年9月現在も休館している旅館が多くなっています。最新の情報は公式Webサイトなどをご確認ください。
回答者からは「海の温泉や世界農業遺産に認定された能登の里山の紅葉がみたいから」(40代女性/長崎県)、「和倉温泉の加賀屋に一度泊まってみたい」(50代女性/埼玉県)、「開湯1200年とされる歴史の古い温泉は国内では珍しい海から湧き出る塩分が豊富な湯が特徴だから」(40代男性/神奈川県)、「色づく山々を眺めながら歴史ある温泉街の風情を楽しめるからです」(40代女性/埼玉県)といった声が集まりました。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の執筆者: 坂上 恵
All About ニュースの編集者。オールアバウトに入社後、SNSトレンドにフォーカスした記事執筆やSEOライティングの経験を経て、のちにAll About ニュースチームのメンバーに加入。現在は旅行・カルチャー・エンタメなどを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が生きがい。