All About ニュース編集部では、2025年10月2日の期間、全国10~60代の男女249人を対象に、泉質がいい温泉地に関するアンケートを実施しました。

その中から、「泉質がいいと思う兵庫県(有馬・六甲・播磨・但馬エリア)の温泉地」ランキングの結果をご紹介します。


■2位:城崎温泉/35票
豊岡市にある城崎温泉は、平安時代から続く長い歴史を持つ温泉地で、「外湯めぐり」発祥の地として有名な温泉地です。ここの醍醐味(だいごみ)は、なんといっても浴衣姿で7つある共同浴場を巡ること。大谿川沿いの柳並木が、とても風情があってすてきな景色を作っているのも魅力の1つです。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、保温効果に優れているのが特徴。冷え性や日頃の疲れによいのはもちろん、塩化物泉特有の切り傷や火傷にも効果があるとされています。特に冬は、松葉ガニ漁が解禁される津居山港が近いので、温泉と絶品グルメの両方を堪能できます。

回答者からは「塩化物泉で、関節痛、神経痛、筋肉痛などに良い泉質だと思います」(30代女性/愛知県)、「まろやかな肌触りで気持ちいいし、身体がポカポカして芯からしっかり温まることができるから」(50代女性/その他)、「外湯廻りをし、自分に合った温泉を見つけるのが良い」(50代男性/京都府)、「友達に連れられて行ったが、おすすめする理由がわかった」(30代女性/青森県)といった声が集まりました。

■1位:有馬温泉/163票
神戸市北区に位置する有馬温泉は、1000年の歴史を持ち、日本三古泉の1つに数えられる名湯です。ここは世界的に見ても珍しい多成分泉で、環境省が指定する療養泉の9つの主成分のうち、なんと7つもの成分を含んでいます。代表的な泉質は、鉄分と塩分が多くて茶褐色に輝く「金泉(きんせん)」と、無色透明の「銀泉(ぎんせん)」の2種類。金泉は塩分の高い保温効果で湯冷めしにくく、銀泉は血行促進や新陳代謝の促進が期待できると言われています。豊かな泉質と、大阪・神戸からのアクセスの良さがあり、多くの人に愛され続けています。


回答者からは「日本三古泉として有名で温泉の濃さや種類で断トツだから」(40代女性/埼玉県)、「日本三古泉の一つに数えられ、豊臣秀吉も愛した歴史ある温泉で、鉄さび色をした金泉と無色透明の銀泉があり、金泉は塩分濃度が高く、保温効果に優れており、神経痛、関節痛、疲労回復などに効果があるとされているからです」(60代男性/愛知県)、「有馬温泉を訪れた時まず驚いたのは湯の色でした。身体の芯まで温まった記憶があります。塩分を含んでいるからなのか温泉から上がった後もしばらく体がぽかぽかしていて夜まで冷えずに過ごせました」(20代女性/東京都)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです


この記事の執筆者: 坂上 恵
All About ニュースの編集者。オールアバウトに入社後、SNSトレンドにフォーカスした記事執筆やSEOライティングの経験を経て、のちにAll About ニュースチームのメンバーに加入。現在は旅行・カルチャー・エンタメなどを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が生きがい。
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