この記事では、2025年10月19日に「緑区民まつり2025」が開催される横浜市緑区の難読地名「新治町」に注目します。さて、あなたはこの地名を正しく読めるでしょうか?
■「緑区民まつり2025」について
横浜市緑区は区民相互の交流を深め、区民のふるさと意識を醸成するとともに、地域連帯と団体の活性化を図ることを目的に、毎年10月に「緑区民まつり」を開催しています。
会場は県立四季の森公園、緑区役所・緑公会堂、緑消防署・みどりーむ。体験ブースや飲食物の販売などがあり、一日中楽しめるイベントとなっています。
県立四季の森公園内には、横浜緑ロータリークラブによる、こども動物園が登場。緑公会堂に設けられるステージでは高校生によるダンス、ミニ落語、和太鼓、チアダンスなどが披露されます。
「緑区民まつり」の会場の1つである緑区役所の西に位置する「新治町」は何と読むでしょう?
■緑区の難読地名「新治町」の読み方は?

この辺りは、古くは都筑郡榎下村といい、1889年の市町村制施行の際、中山村、十日市場村、久保村、寺山村、台村、上猿山村、下猿山村、鴨居村、本郷村、上菅田村、新井新田と合併して新治村大字榎下となりました。
旧村名を採れば「榎下町」とすべきところ、新たな村の幸先を祝って名付けたそうです。
新治町は1939年の横浜市編入の際、新治村大字榎下から新設されました。そして1969年、緑区の新設にともない、旧・港北区から緑区に編入されました。
ちなみに、新治町がある緑区は、横浜18区で「自然が豊かだと思う区」ランキング(All About ニュース編集部が実施)で第1位となっています。
いかがでしたか? 横浜を訪れた際は、ぜひ難読地名にも注目してみてください。
この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。