秋が深まる頃、水音が澄んで響く滝は、ひときわ美しい姿を見せます。紅葉に包まれた水の流れは、季節の移ろいを感じさせ、訪れる人の心を静かに癒やしてくれます。
陽の光を受けて輝く水しぶきや、木々の彩りと調和する景観に、思わず息をのむ瞬間があるでしょう。

All About ニュース編集部では、2025年10月9~10日の期間、全国10~60代の男女250人を対象に、秋に行きたい滝に関するアンケートを実施しました。

その中から、「岐阜県で秋に行きたい滝」ランキングの結果をご紹介します。

■2位:ごろごろの滝(ごろごろのたき)/56票
岐阜県山県市の最北部、神崎川(かんざきがわ)の清流にある滝です。その名は、川が増水した際に、滝の周辺に転がる大小の岩がぶつかり合う「ごろごろ」という音から名付けられました。落差は約15メートルで、滝壺がなく水が神崎川に直接流れ込むのが特徴です。上部で二条に分かれ、糸を引くように流れる姿は、周囲の苔むした岩肌や原生林と相まって、まるで天然の日本庭園のような美しさです。秘境感がありながらも道路からすぐにアクセスできるため、秋には色づく木々の中で、マイナスイオンと水の音をゆっくりと楽しめます。

回答者からは「ごろごろの滝周辺は苔むした岩や木々が点在する神秘的な空間で、秋には紅葉が加わり、緑と赤の美しいコントラストが楽しめるから」(50代男性/東京都)、「秋になると周囲の木々が色づき、滝の水音と紅葉が織りなす風景がすごいと聞きました。ひんやりとした空気の中で、自然の静けさと美しさに癒されたいです」(20代女性/岐阜県)、「秋は色づいた木々とのコントラストが美しく、写真映えも抜群です。静かな山道を歩きながら滝の音や水しぶきを感じられるので、自然の力強さを体感したいときに訪れたい場所です」(20代女性/東京都)といった声が集まりました。

■1位:養老の滝(ようろうのたき)/68票
岐阜県養老町の養老公園内にある滝で、「日本の滝百選」にも選ばれている名瀑です。
高さ約30メートル、幅約4メートルの雄大な滝で、古くから親孝行の伝説でも知られています。公園全体が紅葉の名所であり、秋には滝を取り囲む山々が一斉に色づき、清流と相まって息をのむ美しさ。滝までの遊歩道を散策しながら、秋の自然を満喫できます。

回答者からは「秋には周囲の木々が赤や黄色に染まり、滝の白い水流とのコントラストが見事な景観を生み出します。滝周辺は養老公園として整備されており、紅葉狩りや散策を楽しみながら自然の美しさを満喫できるのも魅力です。歴史・伝説・景観の三拍子が揃った養老の滝は、秋に訪れるのに最適なスポットといえます」(10代男性/大阪府)、「養老の滝へと続く散策路では、モミジやカエデの木々が赤や黄色に色づき、まるで紅葉のトンネルのようになり、落差30メートル、幅4メートルの養老の滝と、鮮やかな紅葉のコントラストがとても美しいからです」(60代女性/愛知県)、「程よいハイキングをして滝まで行けるので、秋のお出かけ先にピッタリだと思います。滝は公園内にあるので子連れでのお出かけ先としても楽しめると思います」(30代女性/東京都)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです


この記事の執筆者: 坂上 恵
All About ニュースの編集者。オールアバウトに入社後、SNSトレンドにフォーカスした記事執筆やSEOライティングの経験を経て、のちにAll About ニュースチームのメンバーに加入。現在は旅行・カルチャー・エンタメなどを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が生きがい。

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