日常の喧騒(けんそう)から離れ、心も体もゆったりと癒される温泉。湯けむりの向こうに広がる四季折々の風景に包まれながら、静かに湯に浸かる時間は、まさに至福のひとときです。
そんな温泉地の中でも、「老後に行くならここ!」と多くの人が憧れる場所とは?

All About ニュース編集部では、2025年11月4日の期間、全国10~70代の男女250人を対象に、温泉地に関するアンケートを実施しました。

その中から、老後に行きたいと思う「和歌山県(南紀・熊野・白浜エリア)の温泉地」ランキングの結果をご紹介します。

■2位:龍神温泉/50票
和歌山県中部の山間、日高川沿いにある龍神温泉は、島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉と並び「日本三美人の湯」の一つに数えられる名湯です。弘法大師が開いたと伝えられる歴史ある温泉で、泉質は炭酸水素塩泉。肌をなめらかにする効果が高いことから、美肌の湯として知られています。豊かな自然に囲まれた静かな環境で、泉質の良さを求める人たちからの票が集まりました。

回答者からは「『日本三美人の湯』として知られる龍神温泉は、肌にやさしい泉質と山深い静けさが魅力です。老後には、自然と調和した環境の中で、ゆっくりと湯に浸かりながら、心身を整える時間を持ちたいと思い選びました」(60代男性/広島県)、「ご利益がありそうな温泉名で、調べたら日本三大美人の湯と書かれていたので、リフレッシュするのに良さそうだから」(40代女性/京都府)、「美肌の湯として有名で、山深い場所にある秘湯の雰囲気が特別。落ち着いた時間をゆっくり楽しみたい」(30代女性/秋田県)といった声が集まりました。

■1位:南紀白浜温泉/126票
和歌山県の南紀エリアに位置する南紀白浜温泉は、日本三古湯の一つとも言われる歴史ある温泉地でありながら、美しい白砂のビーチ「白良浜」や、テーマパーク、観光施設が充実したリゾート地でもあります。太平洋に面しているため、開放的なロケーションで温泉を楽しめる旅館が多いのも魅力。歴史と現代的なリゾート感、そして海辺のロケーションが複合的に評価され、老後の旅行先として高い人気を集めました。


回答者からは「温暖な気候と美しい白良浜が魅力のリゾート温泉地で、長期滞在施設やバリアフリー対応の宿も豊富で、リゾート気分を楽しみながら安心して過ごせるから」(40代男性/神奈川県)、「白い砂浜と青い海を眺めながら温泉に入れそうだから」(40代女性/神奈川県)、「海辺に広がる開放的な景観と、白い砂浜が印象的な温泉地です。老後には海を眺めながらゆっくりと湯につかり、穏やかな時間を楽しみたいと思います。温泉の質も高く、癒しと観光の両方が満喫できます」(20代男性/静岡県)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです

この記事の執筆者: 坂上 恵
All About ニュースの編集者。オールアバウトに入社後、SNSトレンドにフォーカスした記事執筆やSEOライティングの経験を経て、のちにAll About ニュースチームのメンバーに加入。現在は旅行・カルチャー・エンタメなどを中心に企画編集を担当。東京都出身。居酒屋巡りとスポーツ観戦が生きがい。
編集部おすすめ