そんな話題がママ友の間で流れるとき、「あ~、赤ちゃん時代に使ったあのお金が、今ここにあれば……!」と口にすることがよくあります。
今回はそんな話題の中から「これは我慢して、将来の子どものお金に使ってもよかったかも」と感じた赤ちゃんグッズを紹介します。赤ちゃんが産まれる季節や家の広さなどを考えて、ベビーグッズを購入する際の参考にしてください。
■オムツの買い過ぎには注意
赤ちゃんが産まれると、哺乳瓶に授乳枕、赤ちゃん用の洋服などさまざまな品物が必要になります。そこで、まず気を付けたいのが、「紙オムツ」です。
産まれたばかりの赤ちゃん(新生児)は、その体重も千差万別。中には3000gを越えるビッグベビーもいます。その場合、「新生児用オムツ」はあまり長く使用しないものです。
新生児オムツは「5kgまで」と表記されていることが多いのですが、実際に使ってみると5kgに達する前にサイズアップを考える場合がほとんど。例えば、わが家に誕生した2700gの赤ちゃんは、約1カ月でサイズアップしました。
産後は5~7日間ほど入院する期間がありますから、出生体重が分かってからパートナーなどに買いに行ってもらうのも一計です。
また、注意したいのがオムツのまとめ買いです。
オムツのサイズやタイプは赤ちゃんの成長に伴い変化するもの。まとめ買いし過ぎないように注意しましょう。
■便利グッズは誕生月によって購入を検討して
評判のよい便利グッズでも、季節によっては意外と出番がないことがあります。
▼おしりふきウォーマー赤ちゃん用のおしりふきを温める「おしりふきウォーマー」は、寒い冬の赤ちゃんのお尻を守る優れものです。わが家では、冬に子どもを産んだ先輩ママから「絶対必要!!」と太鼓判を押されて購入しました。
しかし、春産まれのわが子にはおしりふきウォーマーはそこまで必要なく、ただのおしりふき入れとして活用されました。おしりふきを温めなくても大丈夫な季節だったんですね。
産まれてくる赤ちゃんの誕生月を考慮しつつ、再検討してもよかったなと感じました。まずは普通のおしりふきで様子を見て、必要になってから購入してもいいかもしれません。
▼A型ベビーカーベビーカーには、生後1カ月から使用できる「A型ベビーカー」と、お座りが安定する生後7カ月頃から使える「B型ベビーカー」があります。
わが家は出産前にA型ベビーカーを購入しました。
また、都内在住で車を所有していないと、おでかけは電車移動がほとんど。ベビーカーが本当に必要になったのは、生後7カ月を過ぎてからだったため、結局はB型ベビーカーを追加購入しました。
後から、「A型ベビーカーは購入しないで抱っこひもで乗り切り、B型ベビーカーから買った」とママ友から聞いて、「そんな方法があったのか」と衝撃を受けたものです。
最初からA型ベビーカーが必要かどうかは、住んでいる環境に合わせて検討してみてもいいかもしれません。
■ベビー用品は、家のサイズに合わせたものを
大型のベビー用品は、部屋の広さはもちろん、普段の移動手段や生活スタイルと相性がいいか見極めることが大切です。
▼ベビーベッド、ベビー布団赤ちゃんの成長は想像よりも早いもの。そんな中「使う期間が想像より短かった」と感じたのがベビーベッドやベビー布団です。実際、わが家では1歳から大人用布団へステップアップしてしまいました。
ママ友の中には、「ベビーベッドは途中から物置になった」と言う方も。ベビー布団か大人用布団かで迷っている方は、最初から大人用を購入するのもいいかもしれません。
とはいえ、ベビーベッドやベビー布団で寝転ぶ赤ちゃんの姿はかわいいもの。
▼おもちゃ赤ちゃんに喜んでほしくてさまざまなおもちゃを買ってしまいがちですが、大型おもちゃはよく検討して購入すべきでした。
例えば、足で地面を蹴って進むコンビカーや室内用ジャングルジム、すべり台は、想像よりも場所を取ります。わが家は初めての子どもに浮かれてコンビカーを購入したのですが、部屋が狭くて思ったほど遊ばせてあげられませんでした。
安全面に配慮された赤ちゃん用おもちゃは高価なわりに、数カ月で使わなくなるものも多いです。サブスクを活用したり、近隣の児童センターで赤ちゃんがどのようなおもちゃに興味を示すか様子をみてから購入しても、十分かもしれません。
▼ハイローチェア同じく、「部屋の広さに合わせて買えばよかった」と感じたものがハイローチェアです。
わが家はバウンサーかハイローチェアか迷い、ハイローチェアを選択。しかし都内1LDKの間取りではお風呂上りに脱衣所に持ち込むにも大き過ぎて小回りが利かず、うまく活用できませんでした。
■一度きりの赤ちゃん時代を楽しんで
赤ちゃん向けの育児グッズはさまざまな工夫がされていて、どれも「必要だ!」と感じるものばかりです。今回取り上げた育児グッズも、「わが家には、あってよかった!」と感じる先輩ママたちが大勢いるでしょう。
どんな商品が必要かは子育ての仕方や環境によって違います。それに、買ってあげたい「憧れの赤ちゃんグッズ」もありますよね。
一度きりの赤ちゃん時代、後悔しないように楽しみながら育児グッズを選んでいきましょう。
この記事の執筆者:結井 ゆき江 プロフィール
フリーランスの編集者・ライター。中学受験雑誌の編集者として勤務した後に独立。小学校で発達障害グレーゾーンの児童をサポートした経験から、教育分野を中心にライターとして活動する。









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