都会の喧騒(けんそう)から離れ、深い森や静かな渓谷にそっと身を置くと、時間の流れがゆっくりと変わっていくように感じられます。観光地として名高い場所も魅力的ですが、あまり知られていない“穴場の秘境”には、訪れた人だけが味わえる特別な感動があります。
長い休みだからこそ、普段行けない場所へ足を伸ばしたい。そんな思いをかき立てる秘境とはどこなのでしょうか。

All About ニュース編集部では、2025年11月27日~12月1日の期間、全国10~60代の男女250人を対象に、穴場秘境に関するアンケートを実施しました。その中から、長期休みに行きたい「新潟県の穴場秘境」ランキングの結果をご紹介します。

■2位:清津峡/52票
新潟県十日町市にある清津峡(きよつきょう)は、黒部峡谷、大杉谷と並ぶ日本三大峡谷の一つで、国の名勝および天然記念物に指定されています。特徴的な柱状節理の岩肌が、エメラルドグリーンの清流と相まって、壮大な景観を作り出しています。現在は、トンネル内のアート作品と合わせて、その雄大な景色を鑑賞できる「清津峡渓谷トンネル」からの眺めが特に人気です。

回答者からは「幻想的な写真が撮れる為」(20代男性/神奈川県)、「日本三大峡谷のひとつで、柱状節理の岩壁が続く壮大な景観が魅力です。トンネルから眺める渓谷美はまるで自然の芸術作品のようで、長期休みに訪れることで非日常を味わえます。四季折々の美しさがあり、特に紅葉の時期は圧巻。自然の迫力と静けさを同時に楽しめるため選びました」(60代男性/広島県)、「Instagramで水面に被写体が反射している綺麗な写真をいくつも見かけて興味を持ったから」(20代女性/東京都)といった声が集まりました。

■1位:苗場ドラゴンドラ渓谷/82票
新潟県湯沢町と群馬県境にまたがる苗場ドラゴンドラ渓谷(なえばドラゴンドラけいこく)は、日本最長の5,481mの長さを誇るゴンドラ「ドラゴンドラ」で空中散歩を楽しめるエリアです。
ゴンドラからは、秋には眼下に広がる壮大な紅葉の森や、エメラルドグリーンに輝く二居湖(ふたいこ)の渓谷美を一望できます。苗場スキー場とかぐらスキー場を結ぶ役割も果たしていますが、四季折々の秘境の景色を楽しむ観光スポットとして人気です。

回答者からは「高台からの絶景や様々なアクティビティを楽しめそうだから」(50代女性/京都府)、「ゴンドラに乗ってきれいな景色を眺めることができそうだと思うからです」(30代女性/宮城県)、「家族で大自然の空中散歩を楽しめそう」(40代女性/群馬県)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです
編集部おすすめ