都会の喧騒(けんそう)から離れ、深い森や静かな渓谷にそっと身を置くと、時間の流れがゆっくりと変わっていくように感じられます。観光地として名高い場所も魅力的ですが、あまり知られていない“穴場の秘境”には、訪れた人だけが味わえる特別な感動があります。
長い休みだからこそ、普段行けない場所へ足を伸ばしたい。そんな思いをかき立てる秘境とはどこなのでしょうか。

All About ニュース編集部では、2025年11月27日~12月1日の期間、全国10~60代の男女250人を対象に、穴場秘境に関するアンケートを実施しました。その中から、長期休みに行きたい「長野県の穴場秘境」ランキングの結果をご紹介します。

■2位:おしどり隠しの滝/44票
長野県茅野市(ちのし)にあるおしどり隠しの滝(おしどりがくしのたき)は、人里離れた深い山の中に位置する秘境の滝です。特に水量の多い時期には、木々の間を縫うように流れ落ちる清らかな水が美しい景観を作り出します。その名の由来は、かつて夫婦のおしどりがこの滝で身を隠したという伝説や、滝の姿がおしどりが隠れているように見えることからなど諸説あります。静かで神秘的な雰囲気を楽しめる場所です。

回答者からは「様々な角度からの眺めが楽しめる滝であり、周囲の森林の景色も豊かで魅力的だと思いました」(30代女性/宮城県)、「美しい自然景観と神秘的な雰囲気が魅力的だから」(10代男性/大阪府)、「周辺の温泉施設も楽しみたいので」(30代女性/東京都)といった声が集まりました。

■1位:千畳敷カール/65票
長野県駒ヶ根市にある千畳敷カール(せんじょうじきカール)は、中央アルプス木曽駒ヶ岳の直下に広がる氷河圏谷(カール)です。標高約2612mに位置し、畳を千枚敷いたように見えることからその名が付けられました。高山植物の宝庫であり、夏には一面お花畑になります。
ロープウェイで一気にアクセスでき、雲上の別天地とも呼ばれるダイナミックな景観は、四季を通じて多くの人々を魅了する秘境です。

回答者からは「中央アルプスの壮大な景色を堪能できそうだから」(50代女性/神奈川県)、「他にはない景色が楽しめそう。ロープ―ウェイで雲の上まで行けるのもよい」(40代女性/東京都)、「高山帯にも近くて日本離れした景色が見られる」(30代男性/北海道)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです
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