横浜市民でも「え、なんて読むの!?」と驚くような、横浜市内の難読地名をピックアップ!

この記事では、2025年12月14日まで「歳末セール 握引大抽選会」を実施中の「弘明寺かんのん通り商店街」の名前にも入っている横浜市南区の難読地名「弘明寺」に注目します。

さて、あなたはこの地名を正しく読めるでしょうか?

■「弘明寺かんのん通り商店街」の風物詩・握引大抽選会とは
弘明寺かんのん通り商店街では、2025年12月14日まで冬の恒例企画「歳末セール 握引大抽選会」を実施しています。


1000円札や500円玉などの現金つかみ取りというユニークな景品が用意されていることで有名です。

商店街の店舗で買い物をすると、500円(税込)ごとに1枚もらえる福引券補助券4枚で1回抽選できます。

商店街の名前にもある「弘明寺」は何と読むでしょう?

■南区の難読地名「弘明寺」の読み方は?
【横浜18区】読めたら横浜ツウ! 商店街の「現金つかみ取り」が有名、南区の難読地名「弘明寺」の読み方
弘明寺の読み方は「ぐみょうじ」(筆者撮影)
弘明寺は「ぐみょうじ」と読みます。横浜市営地下鉄、京浜急行ともに駅名にもなっているので、読める方も多かったかもしれませんね。

商店街のアーケードを抜けた先にある弘明寺が町名の由来となっています。

弘明寺は721年、インドの僧、善無畏(ぜんむい)三蔵法師が日本に渡来した際に霊域を感じ取り、7つの石を据えて結界を立てたことが開山の始まり。横浜市内で最古の寺院といわれています。

御本尊十一面観世音菩薩様が祭られたのはそれから16年後の737年。流行していた悪病を収めるため、河内和泉の国の僧・行基が一刀三礼(一刀彫るごとに三度礼拝)の祈念をこめて彫刻し奉安したのです。

鎌倉時代に「求明寺(ぐみょうじ)」と称されていたものを、観音経偈文(かんのんぎょうげもん)の中の「弘誓深如海(ぐぜいじんにょかい)」の「弘」の字をとり、弘明寺となりました。

弘明寺がある南区は、横浜18区で「下町のイメージがある区」ランキング(All About ニュース編集部が実施)で第2位となっています。

いかがでしたか? 横浜を訪れた際は、ぜひ難読地名にも注目してみてください。


参考:『横浜の町名』(横浜市市民局)、「ウィキペディア(Wikipedia):フリー百科事典」弘明寺、弘明寺公式Webサイト
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