地図を見ただけでは分からない、ひっそりと佇む絶景や、思わず深呼吸したくなるような静かな風景。そんな「まだ知られていない場所」に出会えると、旅への期待がぐっと高まりますよね。
長い休みだからこそ訪れてみたい、心が解きほぐされるような穴場の秘境。その魅力に触れられるスポットは、どこにあるのでしょうか。

All About ニュース編集部では、2025年12月8~9日の期間、全国10~60代の男女250人を対象に、穴場秘境に関するアンケートを実施しました。

その中から、長期休みに行きたい「島根県の穴場秘境」ランキングの結果をご紹介します。

■2位:龍頭ヶ滝/41票
島根県雲南市に位置する龍頭ヶ滝(りゅうずがたき)は、斐伊川(ひいかわ)水系の三刀屋川支流にある滝です。「日本の滝百選」の一つにも選ばれており、高さ40mの雄滝(おだき)と、その下流にある高さ30mの雌滝(めだき)の二段構造になっています。特に雄滝は、水が竜の頭部から流れ出るように見えることからその名が付き、周囲の深い緑に囲まれた景観は神秘的です。遊歩道が整備されており、静寂の中で水の音と自然美を楽しめます。

回答者からは「水が流れ落ちる形が美しく、迫力もあると聞いて興味がわいたから」(30代男性/富山県)、「迫力ある滝を見てリラックスしたいから」(30代男性/北海道)、「落差約40メートルの迫力ある滝が素晴らしいスポットだと思います」(30代女性/愛知県)といった声が集まりました。

■1位:鬼の舌震/70票
島根県奥出雲町にある鬼の舌震(おにのしたぶるい)は、国の名勝および天然記念物に指定されている巨大なV字谷の渓谷です。浸食によってできた巨岩・奇岩がゴロゴロと転がり、清流がその間を縫って流れるさまは迫力満点。伝説では、ワニ(和邇)を慕う鬼が、その想いを断ち切れず舌を噛んでしまったことからこの名が付いたとされています。
遊歩道から見下ろす壮大な自然の造形美は、訪れる者を古代の神秘的な世界へと誘います。

回答者からは「奇岩が連なる渓谷美が圧巻で、遊歩道も整備され自然散策を存分に楽しめるため」(20代女性/長崎県)、「強すぎる名前が魅力的」(40代男性/神奈川県)、「渓谷の遊歩道は往復で約1時間?1時間半。奇岩を眺めながらゆったりと歩くには、時間に余裕のある旅が理想的だし、周辺には絲原記念館や温泉地もあり、自然・文化・癒しを一度に味わえるから」(50代男性/広島県)といった声が集まりました。

※回答者からのコメントは原文ママです
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