下部(しもべ)温泉は、富士川の支流である下部川沿いに広がる、静寂に包まれた温泉郷です。その歴史は約1300年前に遡り、古くから「日本百名湯」や「国民保養温泉地」にも選定されている名湯です。
特に戦国時代には、武田信玄が川中島の合戦で負った肩の傷を癒したと伝えられており、信玄公ゆかりの「隠し湯」としてその名を全国に轟かせています。

最大の特徴は、泉質の異なる複数の源泉を楽しめる点にあります。30~32℃の低温泉(鉱泉)、約51℃の「奥の湯高温源泉」、一部の宿で楽しめる「硫黄泉」といった、異なる個性の湯を同時に堪能できるのは非常に珍しい魅力です。

30℃前後のぬる湯と高温のあつ湯を交互に繰り返す「交互浴」は、下部温泉ならではの入浴法として親しまれています。

■「下部温泉」周辺には何がある?
下部温泉の周辺には、歴史・自然・体験を楽しめるスポットが数多く点在しています。歴史を肌で感じるなら「身延山久遠寺」への参拝は欠かせません。287段の石段「菩提梯」を登り切った先にある荘厳な伽藍や、ロープウェイで山頂へ登れば富士山や駿河湾までを見渡す360度の大パノラマが広がります。

自然を満喫したい方には、富士五湖の1つ「本栖湖」がおすすめです。旧千円札の裏面に描かれた富士山の構図として知られる「中ノ倉峠展望地」からは、吸い込まれるような瑠璃色の湖面と雄大な富士山の絶景を楽しめます。

また、身延駅前の「栄昇堂」が提供する、しょうゆの塩気が絶妙な「みのぶまんじゅう」はお土産の定番。さらに下部温泉駅前の「丸一食堂」で味わえる馬肉と鹿肉の「馬鹿丼(うまかどん)」や、山梨名物の「ほうとう」など、この土地ならではの味覚もバラエティー豊かです。

■「地元の旬の食材を楽しむプランなどもあり行きたいです」
これまでにAll About ニュース編集部が実施したアンケート調査では、下記のような評価が寄せられています。


「冬の味覚のゆず、豆乳鍋、地元の旬の食材を楽しむプランなどもあり行きたいです」(50代女性/広島県)」

「行ったことの無い温泉には一度は行きたい」(50代男性/長野県)」

※All About ニュース編集部が実施した「冬に行きたい温泉地」に関するアンケートより抜粋(調査期間:2026年1月14~15日、回答者250人)
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