こうした言説はどのように生まれ、どのように広がっていくのでしょうか。
本記事では『皇室論 なぜ天皇は男系でなければならないのか』(竹内久美子・著/方丈社)より一部を抜粋・編集し、秋篠宮家バッシングを巡る議論やネット情報の問題について紹介します。
■秋篠宮家バッシングはなぜ広がったのか
皇室では、一般家庭の「嫁」の立場の女性たちがバッシングの対象となることが多いように思えるかもしれませんが、秋篠宮家のバッシングはこれまでのものとは明らかに一線を画します。
紀子妃殿下だけにとどまらず、秋篠宮家に関わるさまざまな物事がその対象になっていて、それらが事実に対する批判であれば仕方ないですが、捏造してバッシングするというものなのです。
それがこの数年間、週刊誌によってはほぼ毎週、何人ものユーチューバーや数えきれないほどの、おそらくお金で雇われた工作員がX(旧ツイッター)やヤフーニュースのコメント欄などで毎日、情報戦を展開している。それがこれまでの皇室バッシングと異なっているのです。
結論から言ってしまうと、私は秋篠宮家を貶めることに血道をあげている本丸は、共産主義者、グローバル勢力、リベラル勢力、一言で言えば反日外国左翼勢力だとにらんでいます。
■「公務をしていない」などの批判は本当なのか
秋篠宮家バッシングの典型的なパターンの1つに、秋篠宮家は祭祀も公務もサボっている、地方へ行ったときなどは名産品などをおねだりしているなどがあります。
しかし、秋篠宮家が公務や祭祀をサボることなどあり得ないのは宮内庁のホームページを見れば明らかです。ご成婚以来、公務依頼がひっきりなしに届き、それらを完璧にこなされるだけでなく、祭祀も全出席。
紀子さまは皇室に入る際、「皇室とは」と問われ、「無私の心と存じます」とその本質を答えられ、「皇室で最も大切なこととは」には「祭祀」であると、これまた正しくお答えになっています。
海外訪問の前後にはきちんと武蔵野陵や皇居の賢所に参拝されています。
これらは皇室を20~30年間見ている人には常識ですが、ここ数年急に皇室に関心を持ち、洪水のような秋篠宮家貶めのプロパガンダに晒された人にはウソととらえられてしまうのかもしれません。
■ネットで広がる“真偽不明の情報”
紀子さまが地方へ行かれたとき、道の駅でブドウを箱ごと強奪したという、なんで紀子さまがそんなことをする必要があるのかと首をかしげたくなるネットのコメントもありました。
この「紀子さまブドウ箱ごと強奪事件(?)」は、最初、女性誌に写真が載ったのですが、その写真にはっきりと「お買い上げ」とキャプションがついているにもかかわらず、わざわざその部分を削り、「強奪」したことにしています。もう笑うしかありません。
悪意を感じるネットのコメント(2022年6月27日の日付あり。この日にアップしたようです)の見出しには、「紀子さま強奪のブドウは悠仁さまスパルタ登山のご褒美だった! 通報しようとする青果店店員を宮内庁職員が必死に制止」とあります。
それに続く本文では、「“これ一つ頂いておくわ”とだけ仰られ、そのまま箱ごと持ち去ってしまわれたのです。さらに、悠仁さまも、“自分もついでに”と言わんばかりの様子で、一房手にされ、紀子さまと共にブドウを持ち去られてしまいました(前出の秋篠宮家関係者)」とまで書いてあります。
これでは皇族がその特権をかさに泥棒行為を働き、息子も泥棒の見習いをしたことになってしまいます。
それにそもそも秋篠宮家関係者って誰でしょう。職員なら守秘義務があり、ぺらぺらしゃべることはできません。
見出しには下線があったので、そこをクリックしてみると、「このサイトにアクセスできません」と出てきます。おそらく既に元ネタは削除されたのでしょう。こんなところに「言いっぱなし」の無責任さといい加減さが表れています。
こんなコメントを本気にして面白がる人がいることは、本当に困ったことです。
■新秋篠宮邸「40億円」報道の実態
「新しい秋篠宮邸は贅の限りを尽くしている」というネット配信の記事を目にしたこともあります。
秋篠宮邸改修についてのマスコミ論調は、当初総工費は33億円と報じられていたものは改修工事中の仮の住まいで、のちに貯蔵庫と職員の事務室として使われることになる御仮寓所の新築費用9億8000万円が加わり、合計40億円以上になる。天皇ご一家がお住まいの御所の改修費約8億7000万円にくらべると、いかにも費用をかけすぎというものです。
しかし、秋篠宮皇嗣殿下はできるだけ費用を抑えることと、旧秋篠宮邸は旧秩父宮邸を改修したものだが、もともとの設計は吉田五十八(いそや)という名建築家によるものなので、その保全につとめることという2つの条件を出し、その結果が33億円であったのです。
出来上がった新秋篠宮邸を見ても、実に簡素で、ベルサイユ宮殿のゴテゴテとした装飾はどこにもありません。
■秋篠宮さまご一家に見る姿勢
また秋篠宮殿下は皇嗣になられたのですから、そのお立場上、国内外の賓客をお迎えする機会も増えたでしょう。特に海外の公賓をお迎えする場合、失礼のないように外装、内装、諸設備にある程度の贅を尽くすのは当然です。
皇嗣となって職員の数も増えたので、その設備も必要になります。それらを考慮すれば、すでに設備が整っている今上陛下のお住まいの改修費と比較すること自体が的外れ。秋篠宮邸の拡張は当然なのです。
しかも増築面積のうち、私室部分が占めるのはわずか5%。佳子さまのお部屋に至っては、いつか降嫁なさることを考慮なさり、おつくりにはならなかった。それほどご遠慮なさっています(この件をマスコミは親子の仲が悪いから佳子さまは別居しているだとか、佳子さまは皇室を一刻も早く出たがっているなどという邪推に結びつけています)。
私は、秋篠宮さまご一家のこうしたご遠慮に、むしろ誠実さを感じるのです。
この書籍の執筆者:竹内久美子 プロフィール
1956年、愛知県生まれ。作家、動物行動学研究家。京都大学理学部卒業。同大学院で日高敏隆教授に動物行動学を学ぶ。博士課程を経て著述業に。
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