下田温泉は、1854年のペリー来航により日本で最初に開港された歴史的な街、下田に湧く温泉地です。海沿いには近代的なホテルが建ち並び南国リゾートの雰囲気が漂う一方、市街地にはなまこ壁や伊豆石造りの建物が残り、歴史の面影を色濃く留めています。


一般的に、蓮台寺・河内・白浜などの市内に点在する源泉を総称して下田温泉と呼んでおり、多くは蓮台寺温泉から引き湯されています。泉質は主に単純温泉で、さらさらとして入りやすく、肌に優しいのが特徴です。また、山あいの観音温泉などでは、より刺激の少ない強アルカリ性のお湯を楽しむこともできます。

市内には伊豆急下田駅前や、まどが浜海遊公園などに気軽に利用できる足湯や手湯も設けられており、歴史散策の合間に温泉の恵みを感じることができます。

■「下田温泉」周辺には何がある?
下田には、自然の造形美を感じるスポットが数多くあります。伊豆最大級の利用規模を誇る「白浜海岸」は、白い砂浜と透明度の高い青い海のコントラストが美しく、多くの海水浴客やサーファーでにぎわいます。また、洞窟を見下ろすと地形がハート形に見える「龍宮窟」は、波の浸食によってできた自然のアートとして人気です。

歴史散策なら、ペリー提督が日米下田条約締結のために行進した「ペリーロード」が欠かせません。柳並木と石畳の美しい小径沿いには、明治や大正時代の洋館や古民家を利用したカフェやアンティークショップが並びます。

グルメの主役は、水揚げ量日本一を誇る高級魚「金目鯛」です。定番の刺身や煮付け、しゃぶしゃぶのほか、金目鯛のフライを挟んだ「下田バーガー」も下田ならではの絶品グルメとして親しまれています。また、文豪・三島由紀夫が愛したという「日新堂菓子店」のマドレーヌや、炭火でふっくらと焼き上げる干物も人気です。

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