今回は、将来もらえる年金が少ないと感じたときの対策についてです。
■Q:40代独身。将来の年金は月11万円程度と少ないです
「40代で一人暮らしの会社員です。『ねんきんネット』で将来の年金を調べたら、ワーキングプアのためか月11万円ほどしかもらえないようです。老後は、どうやって生活したらいいんでしょうか。今、生活費は月20万円ほどかかっているのですが」(匿名希望)
■A:65歳以降も働くことと、支出のダウンサイジングが必要かと思います
高齢シングル世帯の毎月の支出額平均は、16万円ほどといわれています。相談者が今後も一人暮らしする場合は、年金見込み額が月11万円とのことですから、毎月5万円のマイナスになってしまいます。
毎月5万円の赤字が発生した場合、老後は貯蓄を取り崩すことになります。毎月5万円、年間60万円取り崩すことになると、65歳から90歳までの25年間で1500万円が必要です。
しかし65歳以降も働き、月5万円以上を稼ぐことができれば、赤字はなくなります。
2021年4月1日からは改正高年齢者雇用安定法が施行され、70歳までの定年引き上げ、定年制の廃止、70歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)が努力義務になるなど、働く環境も整いつつあります。
65歳以降も働き続けることで、収入が増えて貯蓄も確保できます。またもし65歳以降も厚生年金に加入することができれば、厚生年金加入期間が長くなり、将来もらえる年金額も増えます。
厚生年金には70歳になるまで加入できるので、健康に気をつけながらできるだけ長く働き、収入と将来の年金額を増やすことを考えてはいかがでしょうか。
また、相談者は現在月20万円の生活費がかかっているとのことですが、年金のみの収入になった場合は、生活のダウンサイジングが必要になります。今のうちからスマホ料金や保険料等、固定費を見直すなど、無駄な支出がないようにしてみてください。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
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