現在上場企業の1400社以上が導入している株主優待。新NISAなどをきっかけに増えた個人投資家に向け、魅力的な優待品をアピールする企業も増えています。


ここではAll Aboutが実施しているアンケートから、皆さんの「買ってよかった優待銘柄」をご紹介。おすすめの銘柄だけでなく、株主優待の魅力や失敗談といったリアルな声を銘柄選びの参考にしてください。

■回答者プロフィール
年齢性別:37歳女性
同居家族構成:本人、夫(37歳)、長男(10歳)、長女(4歳)
居住地:愛知県
雇用形態:正社員
世帯年収:本人400万円、配偶者700万円
金融資産:現預金1000万円、リスク資産1000万円

▼リスク資産内訳・日本株:400万円
・投資信託:600万円

■「おすすめ優待銘柄はポーラ・オルビスホールディングス」
投資歴は「10年」、日本株や投資信託を中心に運用しているという30代の投稿者女性。

株主優待目的で最も買ってよかった銘柄は、「ポーラ・オルビスホールディングス<4927>」だそう。

100株以上の保有で、化粧品などの自社製品がもらえるといい、「元々美容に興味があり、こちらの製品も使用していたため」購入を決めたとのこと。「大好きな化粧品がもらえるのでとてもうれしかった」と振り返ります。

特に気に入っている優待品は「ポーラのボディーソープ」。「普段自分で買う時には、絶対に選ばない金額のボディーソープです。お風呂で使うたびに、とても良いバラの香りがするので、幸せな気持ちになれます」と満足している様子。

くわえて「配当金もそれなりに良い点や、保有株数と年数に比例して、もらえる製品の幅が増える」点でも買ってよかったと語ります。

■「手放さなければよかったなという後悔がある」
株主優待の魅力について、「優待品だけではなく、配当金も頂けてありがたい」とコメントした投稿者。

いっぽうで売却のタイミングは難しいと感じているそうで、「一番最初にすかいらーくホールディングス<3197>を買った」際には、「購入後からずっと値段が下がり塩漬け状態でした。
その後、購入時に近い値段になったので、すぐ売ったのですが、今では売った値段よりもかなり高い値段に」なってしまったとのこと。

「ガストをよく家族で利用するので手放さなければよかったなという後悔があるのと、高くなった株は再度買う気にはなれず、もったいなかった」と明かします。

優待銘柄を選ぶ際の基準については、「日常使いで使いやすいものか、本当に欲しいものか」がポイントだと回答。

ポーラ・オルビスホールディングス以外では、ライオン<4912>が「(優待品に)日常使いできるものが入っている」点、西松屋チェーン<7545>が「子どもの服などを買うときによく利用するお店なので、(優待としてもらえる)お買い物カードはありがたい」といった点で、それぞれ気に入っているとのことでした。

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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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