「部屋はキレイに片付いていて掃除もしている!」そのような家庭でも、日々の掃除では行き届かない場所や掃除を忘れてしまう場所があります。しかし、健康や暮らしの快適さを保つためは、そのような場所の掃除も欠かせません。
今回は、忘れがちだけれど「実は掃除をしないとダメな場所」を6つご紹介します。

■1. 洗濯槽
洗濯槽は汚れた衣類をキレイにする場所ですが、その特性上、汚れやカビが発生しやすい場所でもあります。定期的に掃除をしないと、衣類にカビや菌が付着して臭いのもとになりかねません。
イヤな臭いやカビの原因に…忘れがちだけど「実は掃除をしないとダメな場所」6選
定期的に洗濯槽の掃除をしないとカビが発生する


▼掃除方法市販の洗濯槽クリーナーを使うのが簡単で効果的です。クリーナーを洗濯機に投入し、設定を「洗濯槽クリーニング」や「お湯洗い」モードにして、指定の時間で洗濯機を空で回します。これによって、洗濯槽に付いていたカビや汚れが浮き上がってくるのです。浮き上がったカビは湯あか取りなどを使って取り除き、すすぎ洗いをしてください。

なお、洗濯槽を掃除した後は、ふたを開けて乾燥させることが重要です。湿気が残るとカビが再び発生しやすくなってしまいます。

■2. 洗濯乾燥機のフィルター周り
洗濯乾燥機は乾燥時に衣類の繊維がフィルターにたまりやすいため、こまめな掃除が必要です。フィルターが詰まると乾燥効率が落ち、電力消費が増える原因にもなります。

▼掃除方法乾燥機のフィルターを取り外し、手でゴミや繊維を取り除きます。
細かい汚れが取れない場合は掃除機を使うのもいいでしょう。掃除機の吸引力を弱めに設定し、優しく吸引するのがポイントです。フィルターに汚れがたまってカビが発生している場合は、水洗いが必要。洗剤とスポンジを使って優しく洗い、完全に乾燥させてから取り付けてください。

■3. 洗濯機のゴミ取りネットや排水フィルター
洗濯機のゴミ取りネットや排水フィルターには、衣類の繊維やゴミがたまります。湿った繊維がたまるので、カビが発生する原因に……。また、フィルター内部だけでなく周りにカビが発生していることもあります。フィルターを取り外したら、その周囲もしっかりと掃除しましょう。
イヤな臭いやカビの原因に…忘れがちだけど「実は掃除をしないとダメな場所」6選
糸くずフィルターの裏に汚れやカビが発生していることも


▼掃除方法ゴミ取りネットや排水フィルターを取り外し、たまった糸くずや小さなゴミを取り除きます。汚れがひどい場合は中性洗剤などを使って水洗いをし、しっかりすすいでから戻すようにしましょう。

■4. 食洗機
食洗機は、食器の油汚れや水あか、カルキ汚れなどが付着しやすいため、定期的な掃除が必要です。掃除を怠ると、食器に汚れが残るだけでなく、食洗機自体の機能低下につながります。


▼掃除方法フィルターの掃除:
食洗機の底にあるフィルターを取り出し、残った食べかすや油分を取り除きます。フィルターは水でしっかりと洗い流し、乾燥させてから元に戻してください。

庫内の掃除:
食洗機専用の洗浄剤を使って庫内を洗浄します。洗浄剤を食洗機に入れ、空で運転させることで汚れを落とせますよ。

ドア周りとパッキンの掃除:
ドア周りやパッキン部分には汚れや水あかがたまりやすいため、拭き掃除をしましょう。湿った布で拭き取った後、乾拭きすることをおすすめします。

■5. 浴槽の排水口
浴槽の排水口は髪の毛や石けんカスなどがたまりやすいため、定期的な掃除が欠かせません。掃除しないと詰まりの原因となり、悪臭が発生することもあります。
イヤな臭いやカビの原因に…忘れがちだけど「実は掃除をしないとダメな場所」6選
浴槽内側の排水口も掃除が必要


▼掃除方法排水口のふたを取り外し、たまった髪の毛や汚れを取り除きます。100円ショップでも買える長い排水管用のブラシなどが便利です。

排水口の下にあるパイプも定期的に掃除しましょう。内側にヌメリ汚れがこびりついている可能性もあるので、粘度のあるパイプ専用クリーナーを使って掃除するのがおすすめです。


■6. トイレや脱衣所の換気扇やフィルター
トイレや脱衣所は湿気がこもりやすい場所です。換気扇フィルターにホコリがたまっていると、カビが発生する原因に。また、フィルターにホコリがたまっていると換気機能も落ちてしまいます。
イヤな臭いやカビの原因に…忘れがちだけど「実は掃除をしないとダメな場所」6選
浴室やトイレなどの換気扇も掃除をする


▼掃除方法換気扇のカバーを外してフィルターを取り外します。フィルターが汚れている場合は掃除機でホコリを吸い取ってください。フィルター汚れがひどい場合は、中性洗剤を使ってぬるま湯で洗うと汚れが落ちやすくなります。洗った後は完全に乾燥させてから戻しましょう。

今回ご紹介した場所は、放置しておくと清潔さを保てないだけでなく、家電や設備の劣化を早めてしまう可能性があります。こまめに掃除をして、快適な生活環境を保ちましょう。
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