スカートのトレンドは、タイトやマーメイドなどのほっそりしたシルエットから、フレアやギャザー、ティアードやバブルなどボリュームのあるシルエットへ移行しています。

ボリュームスカートは体型を拾わない反面、横にボリュームが出てしまいがち。
しかし、春夏のボリュームスカートは素材が薄いので軽やかな印象になり、大人女性の可憐な一面を引き出してくれます。今回は大人の女性におすすめの「ボリュームスカートコーデ」を紹介します。

■1. フレアスカートとデニムジャケットの白×青コーデ
ボリュームシルエットで可憐な着こなしに! 大人女性のための「ボリュームスカートコーデ」4選
出典:WEAR

フレアスカートと丈が短めのジャケットの組み合わせは、身長が高くない人も取り入れやすいでしょう。

この写真は、白いフレアスカートとコンパクトな丈感のデニムジャケットのコーディネートです。フレアスカートは足首が見える丈、ジャケットは衿のないノーカラーなので、足首と首元がすっきりとした印象に。カジュアルすぎず女性らしさを引き立ててくれます。

ジャケットのインナーに合わせたパステルピンクのトップスは、フード風のボリューム衿がポイント。ジャケットの裾からトップスのパステルピンクをのぞかせ、足元にはスニーカーを合わせて、きれいめカジュアルにまとめています。

■2. フレアスカートとジャケットの黒×白コーデ
ボリュームシルエットで可憐な着こなしに! 大人女性のための「ボリュームスカートコーデ」4選
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フレアスカートと丈の長いジャケットの組み合わせは、身長が高い人におすすめ。

この写真は、フレアスカートとダブルブレストジャケットの黒白モノトーンコーデです。スカートは紙のように薄くて軽く、カサカサの風合いが独特な素材。表面にメタリックカラーの箔プリントを施し、動くたびにきらめきを放ちます。
大人の女性にぴったりの辛口フレアスカートです。

オフホワイトのジャケットはややルーズなシルエット。ジャケットのインナーに黒いカーディガンを合わせ、縦のラインをつくっています。首と手首と足首を見せて、女性らしさをアピール。足元はメタリックカラーのバレエシューズを合わせ、スカートのメタリックカラーとリンクさせています。

■3. フレアスカートとトレンチコートの重ね着コーデ
ボリュームシルエットで可憐な着こなしに! 大人女性のための「ボリュームスカートコーデ」4選
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コートを重ね着するときは、縦長シルエット、脚長シルエットをつくるとスタイルよく見えます。

この写真は、ベージュのフレアスカートに、黒のレザージャケットとキャメルのトレンチコートを重ねたコーディネートです。ロング丈のトレンチコートは落ち感がきれいなとろみ素材。ロング丈のコートを羽織ることで、縦長のシルエットをつくっています。

フレアスカートは足首が隠れるロング丈で、レザージャケットはショート丈。スカートとジャケットでも脚長シルエットをつくっています。

■4. 切り替えギャザースカートとミリタリージャケットの黒×カーキコーデ
ボリュームシルエットで可憐な着こなしに! 大人女性のための「ボリュームスカートコーデ」4選
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綿素材のミリタリージャケットも大人の女性におすすめのアイテム。
フレアスカートを合わせると、フェミニンな魅力が引き立ちます。

この写真は、切り替えギャザースカートとミリタリージャケットのコーディネート。コンパクトなポロシャツをウエストインし、足首が隠れる丈のスカートとサンダルを黒でそろえて、脚長シルエットをつくっています。

ミリタリージャケットは中途半端な丈ですが、袖をラフにたくし上げて手首を見せることで、きゃしゃ見えをかなえています。

大人の女性がボリュームスカートを着るなら、白・黒・ベージュなどの定番色がおすすめ。シルエットの甘さを色で抑えることができます。素材感でインパクトを出したり、足首が見える丈を選んできゃしゃ見えを狙ったり、着こなしを工夫してみましょう。

コンパクトなトップスや短め丈のジャケットを合わせると脚長シルエットになるので、身長が高くない人もスタイルよく見えます。皆さんもボリュームスカートを取り入れて、大人ならではの可憐な着こなしを楽しんでくださいね。

▼松本 英恵プロフィールカラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。
近著に『人を動かす「色」の科学』。
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