人に言えないコンプレックスこそ根深く、1人で悩みがち。ムダ毛もそうで、顔の産毛は特に人目につきやすいだけに、頻繁に自己処理をして肌を傷めてしまうこともあります。


今回は、美容皮膚科タカミクリニック副院長の山屋雅美先生に取材した内容を元に、美容研究家の筆者が長年愛用しているおすすめの電動シェーバー&カミソリを紹介。メーカーに取材し、製品の特徴や刃を交換するタイミングなどを伺いました。

■メイクの上からでも使用できるパナソニック「フェイスフェリエ ES-WF63」
肌に優しい「顔剃り電動シェーバー&カミソリ」2選。メーカーに聞いた「特徴・刃を変えるタイミング」
メッシュのポーチ付きで、カーブが印象的な「フェイスフェリエ ES-WF63」

▼Q1. 製品の特徴は?2025年5月1日発売のフェイスシェーバー「フェイスフェリエ ES-WF63」は、約0.12mmの丸い刃先をした2枚の薄刃で毛を挟んでカット。刃が肌に触れない安心設計で(下図参照)、水やローションなしでも、メイクの上からでも、気付いた時に手軽に除毛できます。
肌に優しい「顔剃り電動シェーバー&カミソリ」2選。メーカーに聞いた「特徴・刃を変えるタイミング」
刃先のイメージ画像


▼Q2. 何年も前から愛用していますが、本製品のリニューアルポイントは?7年ぶりのリニューアルとなった本製品は、環境配慮の一環としてプラスチック削減に取り組みました。具体的には、個装箱のブリスターパックを廃止したことや、パルプ製の緩衝材をなくしてメッシュ素材のポーチに商品を入れたことが挙げられます。ポーチは商品を取り出した後も、保管や持ち運びの際にご活用いただけます。

また、「気持ちを上げる・愛嬌のあるCMF(※1)デザイン」をコンセプトに、生活を明るくするワクワク感と清潔感のあるカラーを採用しています。

※1:「色(Color)」「素材(Material)」「仕上げ(Finish)」
肌に優しい「顔剃り電動シェーバー&カミソリ」2選。メーカーに聞いた「特徴・刃を変えるタイミング」
フェイスフェリエ ES-WF63の色展開


▼Q3. 刃を取り替えるタイミングは?替刃は1.5年ごとの交換を推奨しています。

▼Q4. 製品の寿命は何年?本体の寿命は5年を想定しています。

■乳液やクリームを塗布してから使用する貝印「miness bi-hada ompa L」
肌に優しい「顔剃り電動シェーバー&カミソリ」2選。メーカーに聞いた「特徴・刃を変えるタイミング」
真っすぐなボディの「miness bi-hada ompa L」

▼Q1. 顔剃り前に避けた方がいいアイテムは?アルコール成分が入っているもの、カミソリと刃の摩擦を軽減しにくいことがある化粧水のようなテクスチャーのゆるいものは、避けた方がいいです。

また、剃った後は刃の汚れを水ですすいで落としていただくようにご案内しておりますが、水で落としにくいものは避けていただければと思います。
潤滑剤が残ってしまうことで、切れ味が落ちたりひっかかるように感じる、刃を傷める、錆びるなどの可能性がございます。

▼Q2. 最新モデルの特徴は?2025年4月1日発売の新製品は、従来の「bi-hada ompa L」をパーソナルケアブランド「miness」としてリニューアル。商品の特徴は下記となります。

・世界最小ガードを搭載
カミソリは、ガードがあることで刃が直接肌に当たる面積が少なくなるため、肌への負担を抑えて毛の処理が可能です。「miness bi-hada ompa L」は世界最小(※2)ガードを搭載し、刃が肌に与える刺激を軽減します。

※2:2025年1月現在貝印調べ

・音波振動によって肌をなでるような剃り心地
1秒間に約100回振動する音波振動によって刃が円を描くように動くため、肌への抵抗が少なくなり、まるでなでるような感覚で剃ることができます。

▼Q3. 刃を取り替えるタイミングは?14回使用したら交換することをおすすめしています。ただし、使用回数や交換時期にかかわらず、カミソリを使っていて剃り残しが増えたり少し引っかかりを感じたりしたら、交換の合図です。

▼Q4. 製品の寿命は何年?使用が可能な状態であれば継続利用いただけますが、破損がなくてもホルダーの汚れや劣化が気になってきたら交換することをおすすめしております。

今回は、空剃りできるパナソニックの「フェイスフェリエ ES-WF63」と、乳液やクリームを塗布してから使用する貝印「miness bi-hada ompa L」2つの電動シェーバー&カミソリを紹介しました。製品の特徴を踏まえて、使用するシーンなどに合った製品を選んでみてください。

▼遠藤 幸子プロフィール美容雑誌、Webメディアを中心に活動する美容ライター・研究家。
2011年にアットコスメ公認ビューティストに認定されたことを足掛かりに活動を開始し、美容コラムを執筆する傍ら、テレビやラジオなどへのメディア出演、コスメブランドの広告制作にも携わる。
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