2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■48歳・年収600万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は長野県に住む48歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人のみ

▼金融資産年収:600万円
金融資産:現預金200万円、リスク資産約460万円

▼リスク資産の内訳・投資信託約460万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・DIAM外国株式インデックスファンド<DC年金>/確定拠出年金:2015年から
・東京海上セレクション・外国株式/確定拠出年金:2015年から
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2023年から

2015年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

確定拠出年金制度を利用して、DIAM外国株式インデックスファンド<DC年金>と東京海上セレクション・外国株式に、「月1万円」前後を、2023年からはNISAでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)にも「月5万~10万円」を、いずれも金額を変更しながら積み立てているとのこと。

投稿のあった2025年5月時点の運用実績については、DIAM外国株式インデックスファンド<DC年金>で「元本約89万円→運用益込120万円」、東京海上セレクション・外国株式でも「元本約89万円→運用益込120万円」、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)では「元本200万円→運用益込220万円」と着実に利益を生み出している様子です。

確定拠出年金で運用している2商品については、運用益が「よく出ている」とする一方で、オール・カントリーは「なかなか伸びなかった。複利効果などを期待したが、期待はずれ」とコメント。「トランプ大統領の影響で一時期マイナスに転じた」といい、それでも「なんとか現在はプラス12.1%まで回復」したと説明しています。

■48歳・年収600万円会社員男性の思う積立投資のメリットや新NISAのプランは?
積立投資について「年利のいい貯金くらいなもの」と所感を述べた投稿者。

とはいえ「お金が働いているのを実感でき、普通に貯金するよりはよい」と考えているそうで、実際に「貯金に回す金額よりも、投資に回す金額は大きくなった」といいます。


運用にあたっては「とにかくほったらかしにして、日々の(株価の)上昇や下降を気にしないようにしている。含み損になったときも騒がず慌てず、よい意味で放置」してきたそうです。

新NISAについては、「つみたて投資枠のみ使用しています。成長投資枠については(選ぶ投資商品によっては)リスクが伴うため、あまり興味がありません」と語られていました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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