2024年秋に日本発着クルーズを開始した「バイキング・エデン」は、北欧スタイルのラグジュアリー客船です。船内は北欧の文化とデザインが息づく空間となっており、日本人好みのホスピタリティときめ細やかな日本語対応が充実しているため、上質な船旅を満喫できます。


今回はそんなバイキング・エデンを貸切にしたジャパネットのチャータークルーズを体験しました。

北欧スタイルの大人の船に、ジャパネットならではのユニークなサービスが満載で、これが驚くほど豪華! アクティブな過ごし方もチョイスでき、クルーズの楽しみが広がります。

本記事では、ジャパネットのチャーターだからこそ実現した驚きのサービスに焦点を当て、クルーズコンサルタントである筆者がその魅力を解説します。

■出発前から万全のサポートで安心! ジャパネットの「おもてなし」
ジャパネットのチャータークルーズでは、情報満載のオリジナルハンドブックが事前に届けられたり、「ワクワク感があるように」と紙の乗船チケットが送られてきたりなど、出発前から旅気分が高まります。

船内にジャパネットデスクを設け、寄港地情報や困りごとに日本語で対応。そのほかにも旅行中にLINEのチャット機能で問い合わせを受け付けてくれるなど、クルーズ初心者や不安がある方も安心して乗船できるホスピタリティが人気です。

■船上はオールインクルーシブ。魔王・森伊蔵・獺祭も飲み放題
バイキング・エデンでは、もともと食事中の飲み物はフリーで楽しめます。しかし、ジャパネットのチャータークルーズでは、このサービスがさらに充実。18ドル以下のドリンクであれば、時間や場所を問わず、追加料金なしで好きなだけいただけます。

食後は音楽を聴きながら好みのバーでグラスを傾けるゲストの姿も多く見かけました。

また船内の200種類以上のお酒に加えて、ジャパネットが特別に用意した、魔王・森伊蔵・獺祭などのプレミアムな焼酎や日本酒も飲み放題! 寄港地ではご当地のお酒もラインアップに加わるなど、お酒好きにはたまりません。


カフェメニューや、ノンアルコールのカクテルなども豊富なので、お酒を飲まない方も心地よい空間でティータイムやバータイムを楽しめます。

■五木ひろしさんも登場! ジャパネット限定スペシャルコンサートの中身とは?
ジャパネットクルーズの魅力の1つが、船内シアターで行われる「スペシャルコンサート」。その内容が豪華過ぎて驚きます。今回は、歌手の五木ひろしさんのコンサートが約1時間開催されました。こちらもクルーズ代に込みで追加料金はかかりません。

コンサートが実施されるシアターは、客席と舞台が近く、まさに演者の方と目が合いそうな距離。座席は全員分確保されていますが、「五木ひろしさんを近くで感じたい」「うずうずして待ちきれない」というファン心理もあってか、開場前から長い列ができていました。

五木ひろしさんのコンサートは、クルーズの募集段階から発表されていましたが、実はスペシャルコンサートには、前日の船内新聞で告知されるサプライズバージョンがあります。今回は、テノール歌手の秋川雅史さん、漫才師の「おぼん・こぼん」さんが登場。ジャパネットのチャータークルーズは、楽しみが尽きません。

■ラジオ体操にダンスパーティーも! 毎日がイベント尽くしの船上ライフ
ジャパネットクルーズの恒例といえば、朝のラジオ体操。体を動かすことで生活のリズムが整い、爽やかな一日のスタートが切れます。


ジャパネットのチャータークルーズでは、船会社主催のものとは別に、オリジナルのアクティビティーが船上で多数開催されます。例えば、モルックというスポーツや、けん玉大会、水引体験、クラフト体験など、ユニークで楽しい企画が満載です。

そして筆者がゲストのパワーに圧倒されたのが夜のダンスパーティー。ダンスといっても社交ダンスではなくディスコミュージックやJポップの生演奏に合わせ、体を動かすスタイル。誰でも気軽に参加OKとあって、舞台となるメインプールは想像を超える盛り上がりで熱量がすごい!

他にも、バーでは「カラオケ」が行われ、麻雀卓が用意されているのもジャパネネットのオリジナルサービス。好みのスタイルで夜までパワフルに楽しむ様子が印象的でした。

今回のクルーズでは8つの寄港地を巡りましたが、各寄港地の方が事前に乗船し、ご当地のおすすめの品やお酒の「ふるまい」も行われました。

■特別な体験が待つジャパネットの寄港地観光。長崎ミニくんちの特別公演も!
ジャパネットでは、寄港地ツアーも自社でこだわりの内容を企画しています。その中には個人では難しい、ジャパネットクルーズのゲストだからこそ体験できるものもあります。

例えば、ジャパネットのおひざ元である「長崎」に寄港の折には、諏訪神社の境内で「ミニくんち」を開催。長崎伝統の秋祭り「くんち」は10月に開催されますが、そのミニバーションをクルーズのゲストのためだけに開催。
祭りの期間外で催しをするのは初めてとのこと。

筆者は初めて、「長崎くんち」を見たのですが、長崎検番の芸者さんの演舞に始まり、変面ショー、そしてクライマックスの龍踊まで、迫力に圧倒されっぱなし。椅子に座って目の前で見られるというのも今回ならではで、貴重な機会となりました。

また、三重県・伊勢志摩へ寄港の際は「賓日館で津軽三味線吉田兄弟の特別公演&伊勢神宮外宮・内宮両宮参り」の寄港地ツアーに参加しました。「賓日館」の気品ある舞台で奏でられる吉田兄弟による津軽三味線のライブは、ジャパネットクルーズならではのプライスレスな体験です。

ほかにも各寄港地でこだわりのツアーがたくさん用意されています。筆者は愛媛県・松山港で「道後温泉の3つの湯をめぐる周遊入浴券と旅館でのランチ」のツアーへ参加。2024年7月に保存修正工事が終わった道後温泉本館を堪能しました。

2025年は、寄港地のツアーはクルーズ代に込み(追加料金なし)というのもびっくり。2026年はシステムが変更となり、クルーズ代を値下げしたうえで寄港地ツアーはオプション(有料)となります。

実際に体験して感じたのは、追加料金なしでツアーに参加できるのは大変ありがたい一方で、全ての寄港地ツアーに参加すると疲れてしまう、ということです。もう少し船内での時間も堪能すればよかったと思いました。


それぞれの好みや体力と相談しながら、各寄港地での過ごし方を考えることで、バランスの取れた、より満足度の高いクルーズになると感じます。

来春も内容は変わっても、「ジャパネットならではの特別な体験」にこだわった寄港地ツアーは設定があるはず。おすすめなのでぜひチェックしてみてくださいね。

■思い思いに過ごす大人の時間! 2026年は日本一周も含めた3航海
北欧のライフスタイルが心地いい大人の船「バイキング・エデン」に、ジャパネットクルーズこだわりのサービスや特典が加わることで、船での過ごし方はまさに自由自在です。

例えば夕食後も、サウナでひと汗流して早めに眠りに就く、好みのバーでドリンクを手に生演奏に耳を傾ける、ダンスパーティーに参加しアクティブに過ごす、ショーを鑑賞して楽しむなど、その日の気分にあった思い思いの時間を過ごせます。

2026年春、ジャパネットクルーズではバイキング・エデンのチャータークルーズを3航海実施。2025年に好評を博した西日本コースに加え、新たに日本一周コースも加わり、よりバラエティー豊かな船旅が楽しめるようになります。

2025年は早々に完売したとのことなので、気になる方は早めに検討されることをおすすめします。


■参考:ジャパネットクルーズ 2026年春 バイキング・エデンチャーター予定
・2026年春「バイキング・エデン」日本一周コース 11日間
日程:2026年3月29日(日)~4月8日(水)および2026年4月18日(土)~28日(火)
行程:横浜~新宮~佐世保~釜山~舞鶴~金沢~佐渡島~函館~横浜
旅行代金(ひとりあたり):69万9000円(ベランダ)~199万9000円(エクスプローラースイート)

・2026年春「バイキング・エデン」西日本コース 11日間
日程:2026年4月8日(水)~18日(土)
行程:横浜~奄美大島~種子島~長崎~済州島~下関~松山~徳島~伊勢志摩~横浜
旅行代金(ひとりあたり):69万9000円(ベランダ)~199万9000円(エクスプローラースイート)
編集部おすすめ