街を歩いていて、「このエリアに住みたいな」と感じたことはありませんか? 京都は、暮らしの中に自然や歴史が息づいており、世界的にも有名な街となっています。そんな環境に触れると、「ここに住んだら心豊かに、気持ちよく暮らせそうだな」と憧れてしまうことがありますよね。


All About編集部は2025年7月16日~17日にかけて、全国20~60代の男女250人を対象に「京都市11区のイメージ」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式で紹介するとともに、All About「飛行機の旅」ガイドで関西出身・在住のシカマアキさんに京都の「住環境」について聞いてみました。

■2位:中京区/44票
2位は中京区でした。中京区はオフィス街や繁華街を有する京都の中心地です。その一方で、鴨川が流れ、料亭や茶屋が立ち並ぶ先斗町(ぽんとちょう)があるなど、古都の風情も色濃く残されているエリアでもあります。この「利便性の高さ」と「京都らしさ」が共存する点が、評価の高さにつながったようです。

回答者からは「交通の便が良く、商業施設や飲食店も多くて生活が便利。歴史的な雰囲気もあり、住みやすい」(20代女性/京都府)、「鴨川が近くにあって落ち着いた雰囲気だと思うから」(30代女性/兵庫県))、「二条城付近は中心部へも近くて静か」(50代男性/兵庫県)などのコメントが寄せられていました。

■1位:左京区/47票
1位は左京区でした。京都市の北東部に位置する左京区は、豊かな自然が広がる山林地域です。下鴨神社、平安神宮、鞍馬寺などの神社仏閣が点在し、京都大学をはじめとする教育機関も多く集まっています。「自然に恵まれた落ち着いた住環境」であることから、居住地として高く評価される方が多いようです。


回答者からは「自然が豊かで落ち着いた雰囲気。観光地も多く、京都らしさを感じながら暮らせる」(20代女性/京都府)、「自然や教育が豊かというイメージがあり文化的な環境が教育的にいいかなと思うから」(30代女性/東京都)、「鴨川や比叡山など自然が豊富で、四季の移ろいを感じながら暮らせます」(50代男性/東京都)などのコメントが寄せられていました。

■関西に詳しいシカマアキさん「風情ある住宅地、観光スポットが共存」
1位「左京区」は、鴨川や比叡山、哲学の道など、京都の市街地に近いものの、四季折々の自然が豊かなエリアです。有名な寺社仏閣や文化施設なども多くあります。加えて、京都大学をはじめとする教育機関も集まっています。

知的な街並みと閑静で風情ある住宅地、観光スポットが共存し、京都を訪れた際に、まず『住んでみたい』と思う場所と言えるでしょう。

また、2位「中京区」は、京都の中心部に位置し、四条、烏丸、河原町などが近くて買い物やグルメなど、まさに“なんでもある”エリア。地下鉄やバスなど交通アクセスも便利です。その中でも、丸太町周辺などには静かな住宅街もあり、初めて京都に住むなら、その利便性などを総合的に考えると、ここを選ぶのもいいかもしれません。

【シカマアキ プロフィール】
大阪市出身。関西学院大学社会学部卒業後、読売新聞の記者として約7年、さまざまな取材活動に携わる。その後、国内外で雑誌やWebなど向けに取材、執筆、撮影。
主なジャンルは、旅行、飛行機・空港、お土産、グルメなど。ニコンカレッジ講師をはじめ、空港や旅行会社などでのセミナーで講演活動も行う。

<調査概要>
調査期間:22025年7月16日~17日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国20~60代の男女250人(20代:63人、30代:76人、40代:63人、50代:36人、60代:11人、70代:1人)
※回答者のコメントは原文ママ
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