現在上場企業の1400社以上が導入している株主優待。新NISAなどをきっかけに増えた個人投資家に向け、魅力的な優待品をアピールする企業も増えています。


ここではAll Aboutが実施しているアンケートから、皆さんの「買ってよかった優待銘柄」をご紹介。おすすめの銘柄だけでなく、株主優待の魅力や失敗談といったリアルな声を銘柄選びの参考にしてください。

■回答者プロフィール
年齢性別:59歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
雇用形態:不明
年収:150万円
現預金:150万円、リスク資産:5000万円

▼リスク資産内訳・日本株:4000万円
・米国株:200万円
・投資信託:800万円

■「おすすめ優待銘柄は高島屋」
投資歴は「6年」、日本株を中心に運用しているという50代の投稿者女性。

株主優待目的で最も買ってよかった銘柄は、高島屋<8233>だそう。

優待の内容は「高島屋各店での割引対象商品の買い物につき、10%割引される」優待カード。

もともと「高島屋で買い物をすることが多く、タカシマヤ友の会の積み立て(毎月一定額を積み立てると、1年後に高島屋の買い物に使えるサービス)」を利用していたそうで、「友の会の積み立て分で買い物をする際にも、優待カードが使えることを知り『これはダブルでお得なのでは』と思い株を購入。5年ぐらい所有している」と言います。

初めて優待品を受け取ったときには「優雅なマダムになったような感じがして、嬉しかった」とのこと。

優待カードは「通信販売や食品など少額のものにも割引が適用されるので、満足感が大きい。贈答品のお酒などを通信販売で送るときや、自分のためのお弁当やパンなどを購入するときにも役立つ」ため買ってよかったとあります。

■「自分の生活に必要かどうかを重視する」
優待の内容で重視しているポイントは「自分の生活に必要かどうか。例えば、日本マクドナルドホールディングス<2702>の株主優待が人気のようだが、わたしはマクドナルドにはほとんど行かないため、購入対象にはならない」のだそう。


実は「投資を始めた最初のころ、自分ではほとんど使わない食品の優待株を買ってしまい、株価も低迷していて、これは失敗したと思った」と苦い経験を明かします。

高島屋以外では、映画の招待券がもらえる東京テアトル<9633>の株主優待も気に入っているそうで「ふだんあまり見ないようなジャンルの映画も、招待券があると見やすい。また、招待券を使い切っても、割引券として使用できるのがありがたい」とのこと。

株主優待の魅力について「食品をもらった際、食べきれない分を友人におすそ分けしてとても喜ばれた。コミュニケーションツールの1つになっている」と語る投稿者。

今後購入を考えている優待銘柄は「東急<9005>。買い増ししたい」とのことでした。

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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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