2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■27歳・年収280万円アルバイト男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は千葉県に住む27歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人、母(61歳)

▼金融資産年収:280万円
現預金:102万円、リスク資産:9万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:9万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2025年から

2025年1月から積立投資をはじめたという今回の投稿者。

投資額はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に「月2万円」。

投稿のあった2025年5月時点の運用実績については「元本10万円→運用損益込9万円」と、思うような成果がまだでていない様子です。

「積立投資開始時期から2月上旬までほぼ横ばい、2月中旬からトランプショックでかなり落ち込み4月下旬から5月上旬には回復し始めた。現在は右肩上がりなので、すぐに元本分には戻ると思う」と前向きな投稿者。

「まだ始めたばかりなので変化はほぼない」ものの、「貯金をある程度確保してから投資を始めたので、節約ができるようになった。固定費を1万円減らし余分な支出も減らした。元々支出は少ない方だったので、そろそろ月2万円から3万円に増額しようかと考えている」とあります。


■27歳・年収280万円アルバイト男性の思う積立投資のメリットは?
積立投資を始めてよかった点として、「先送り貯金のような感覚でやっているので、無駄遣いがさらに減った。使えるお金が減ったことが節約につながっている。60歳過ぎたら年金と合わせて、必要分だけ切り崩して生活したい」とコメント。

マイルールは「ほったらかしで、定期的に積み立てる。目標年齢まで積立投資をして資産形成できたら、その先も金融資産を減らさない程度に運用していきたい」とのこと。

また積立投資を始める人には「〇〇ショックなど考えずに、機械的に積み立てること。日々の収入(を増やすこと)と節約も併せて資産を増やした方がいい」とアドバイスします。

新NISAについては、「収入が低い上に入金力がないのでなんとも言えないが、老後の資金作りのために(満額)利用したい」と語られていました。

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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願いします
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