明治時代に外国人居留地として栄えた神戸は、異国情緒あふれる街です。その一方で有馬温泉のような温泉地もあり、幅広い年齢層の観光客を惹きつけています。
多くの観光地が存在する神戸ですが、魅力的な観光スポットが集中しているのはどのエリアなのでしょうか。

All About編集部は2025年9月11日~12日にかけて、全国20~70代の男女250人を対象に「神戸市9区のイメージ」に関するアンケート調査を実施。その結果をランキング形式で紹介するとともに、神戸生まれ・神戸育ちのAll Aboutガイド・大谷修一さんに神戸の「観光スポット」について聞いてみました。

■2位:須磨区/36票
2位は須磨区でした。神戸市西部に位置するこのエリアは、須磨海岸を有するため、夏には多くの海水浴客で賑わいます。また、神戸須磨シーワールドや須磨離宮公園といった観光スポットも充実しており、三宮から電車で15~30分というアクセスも相まって、「ビーチリゾートエリア」としての印象を持つ人が多いようです。

回答者からは、「須磨シーワールドがあるから」(30代女性/兵庫県)、「水族館やホテルが新しくできたから」(40代女性/兵庫県)、「大都市には珍しい海水浴場があり、風光明媚な須磨浦公園や離宮公園に加えて、イルカショーなどが有名な水族館もあります」(60代男性/兵庫県)などのコメントが寄せられていました。

■1位:中央区/148票
1位は中央区でした。神戸市の中心部に位置するこのエリアには、異国情緒あふれる神戸旧居留地や北野異人館、家族で楽しめる神戸どうぶつ王国、そして中華街の南京町など、数多くの観光名所が集中しています。三宮や元町でショッピングを楽しめる点も高評価に繋がったようです。

回答者からは、「異人館があって日本なのに異世界のような空間がある」(30代女性/愛知県)、「三ノ宮周辺は街ブラにぴったり」(50代男性/京都府)、「神戸どうぶつ王国、生田神社、神戸ポートタワー、神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールなど魅力的な観光スポットが多いからです」(60代男性/福井県)などのコメントが寄せられていました。

■神戸に詳しい大谷さん「神戸らしい風景を楽しめる場所」
神戸の魅力的な観光スポットは中央区から灘区、東灘区にかけて数多く点在し、「いかにも神戸らしい風景」を味わえます。


神戸らしさの第1が、海と山に囲まれた港町の景観です。メリケンパークには港神戸のランドマーク・神戸ポートタワーやモダンな神戸海洋博物館が、また隣接するハーバーランドには大観覧車やおしゃれな店とグルメレストランが集うショッピングモールも。夜はライトアップもされ、港の夜景がロマンチックな雰囲気を演出します。

第2は北野異人館街や南京町(中華街)のエキゾチックな街並み。明治期の洋館が連なる異国情緒あふれる風景や、南京町での食べ歩きは観光客だけではなく地元民にとっての楽しみでもあります。

第3は山から眺める絶景。ロープウェイで簡単に上がれる神戸布引ハーブ園や摩耶山、六甲山からの眺望は格別です。なかでも「百万ドル」とうたわれる六甲山からの夜景は、神戸っ子にとって最大のご自慢と言えるでしょう。

【大谷 修一プロフィール】
神戸大学卒業。神戸生まれ・神戸育ち、北海道在住の風水師。得意とするのが風水と旅行を掛け合わせた「風水トラベル」。雑誌やテレビ番組、本の執筆のため、北は利尻・礼文の島々から南は道南・松前まで北海道内の津々浦々を巡り、風水エネルギーたっぷりのパワースポットやその土地土地の名湯名泉、美味しい食べ物を取材・発信している。


<調査概要>
調査期間:2025年9月11日~12日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国20~70代の男女250人(20代:51人、30代:83人、40代:66人、50代:40人、60代:9人、70代:1人)
※回答者のコメントは原文ママ
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