2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。
時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態をのぞく機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

■37歳・年収400万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は?
今回は東京都に住む37歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

▼家族構成本人、妻(34歳)

▼金融資産世帯年収:本人400万円、配偶者300万円
現預金:700万円、リスク資産:90万円

▼リスク資産の内訳・投資信託:90万円

▼積立投資実績(※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載)
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)/NISA:2024年から

2024年から積立投資を始めたという今回の投稿者。

投資額はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に「月5万円」。

投稿のあった2025年5月時点の運用実績については「元本85万円→運用益込89万848円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子です。

「2024年から積み立てを開始して、1年間で元本は60万円に達した。初期は値動きに一喜一憂していたが、徐々に資産の増減にも慣れ、半年後には評価益が1万円を超えた。1年が過ぎ今では約4万円ほどの運用益が出ている。相場の上下に惑わされずに、着実に積み立てを継続することで、少しずつ資産が増えていく実感が得られた」と説明されています。

■37歳・年収400万円会社員男性の思う積立投資のメリットは?
積立投資を始めてよかった点として、「積立投資を始めたことで、無理なく資産形成ができる習慣が身についた。
今では月1回の資産チェックが楽しみになっている。将来への不安も減った」とコメント。

一方で、「物価上昇や急な出費が続いたとき、毎月の積み立てを負担に感じてやめたくなったことがあるが、将来のためと考え直して継続した」と悩んだこともあると言います。

マイルールは、「毎月決まった額を積み立てること。マーケットの動きに一喜一憂しないこと。長期的な視点で運用することを意識し、経済状況や株式市場の波に左右されないようにしている」とのこと。

これから積立投資を始める人には、「最初から大きな金額を投資しないこと。目標を明確に設定すること。また定期的に積み立て額を見直し、投資信託の内容が適切か確認することも重要」と語られていました。

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※特定銘柄について、投資の勧誘を目的としたものではございません。資産運用、投資はリスクを伴います。
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