All About編集部は2025年9月11~12日にかけて、全国20~60代の男女250人を対象に「福岡市7区のイメージ」に関するアンケート調査を実施。
■2位:中央区/59票
2位は中央区でした。福岡市の中心部に位置する中央区は、九州最大の繁華街である天神を有するエリアです。デパートも多く、福岡市役所やみずほPayPayドームなどもあるため、福岡の行政・商業の中心地となっています。その一方で大きな公園も点在するので、バランスがよいイメージを持っている人が多いようです。
回答者からは「交通や買い物の利便性が高く、天神や大濠公園なども近く、生活・娯楽のバランスがいいから」(30代女性/福岡県)、「天神・大濠公園・舞鶴公園など都市機能と自然のバランスがよく、買い物・通勤・子育てに便利だからです」(40代女性/埼玉県)、「ファミリー層が多く治安がよいイメージだから」(50代女性/愛知県)などのコメントが寄せられていました。
■1位:博多区/98票
1位は博多区でした。福岡市の東部に位置する博多区は、JR博多駅、博多港、福岡空港という主要拠点があるため、交通アクセスにとても優れたエリアです。また、博多駅周辺には多くの商業施設が集まっており、ショッピングも楽しめます。これらの高い利便性が、高評価につながったと考えられます。
回答者からは「交通の便がよさそう車がなくても生活できそう」(20代女性/長崎県)、「博多や天神など繁華街へのアクセスがよく、便利がよいので」(30代男性/大分県)、「博多駅や空港があって、移動が便利。買い物も、博多駅に行けば、なんでも揃うので、いろんなところに行かなくていい」(40代女性/福岡県)などのコメントが寄せられていました。
■福岡に詳しい京極さん「都市機能が集約された安心感」
1位の博多区は福岡市の玄関口と言われ、JR博多駅・福岡空港・博多港を擁し、陸・海・空すべての交通アクセスに優れています。企業の支店や行政機関、医療施設が集まり、都市機能が集約された安心感のある街です。
2024年3月には新駅「桜並木駅」が開業し、南部の雑餉隈(ざっしょのくま)エリアでもまちづくりが進行中。櫛田神社や聖福寺など歴史的な名所も多く、文化・伝統が息づく地域としての魅力もあります。
さらに、博多ラーメンや屋台文化など地元グルメの豊富さも大きな魅力。交通・生活・歴史・食が融合した博多区は、若者からファミリー層まで幅広く支持される「住みたい街」の筆頭です。
一方2位の中央区は、九州最大の商業地・天神を中心に、百貨店や専門店が並ぶショッピングエリアが充実。市役所や裁判所などの公的機関も集まり、生活利便性が高いのが特徴です。大濠公園や舞鶴公園など自然も身近で、都心でありながら落ち着いた住環境が整っています。
福岡城跡や鴻臚館(こうろかん)跡など歴史的文化遺産も点在し、文化施設や国際機関も集積。「都会的でおしゃれ」「憧れの街」としてのブランド力も高く、暮らしの質を重視する層から根強い人気を誇ります。
【京極 佐和野プロフィール】
日本FP協会認定 CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、国家資格キャリアコンサルタント、JCDA認定CDAを保有し、マネープランと働き方の両面からアドバイス。
<調査概要>
調査期間:2025年9月11~12日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国20~60代の男女250人(20代:51人、30代:90人、40代:60人、50代:37人、60代:12人)
※回答者のコメントは原文ママ