インフレによって、私たちの消費スタイルはどのように変化しているのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、物価高騰の影響で買わなくなったものについて、福岡県在住59歳女性のケースを具体的に紹介します。
■回答者プロフィール
回答者本人:59歳女性
同居家族構成:本人、夫
居住地:福岡県
雇用形態:派遣・契約社員
世帯年収:本人300万円、配偶者750万円
現預金:5000万円、リスク資産:2000万円
■「明治きのこの山を買うのをやめました」
昨今のインフレで生活に影響があるかとの問いに、「まあまあ影響を受けている」と回答した投稿者。
物価の高騰により買わなくなったものについて尋ねると「明治きのこの山」と回答。
具体的には「夫婦共にアルコールは飲まないので、以前は甘い袋入りチョコレートやクッキー類を週に2袋ずつ購入していた。明治きのこの山の袋入りは値段は298円で変わらないが、袋の中身がスカスカになり(内容量が減り)買う気がなくなった」とあります。
現在は代替品として「味は落ちるかもしれないが、プライベートブランドのチョコレート」を購入しているほか、「代わりにコーヒーに砂糖を入れるようになった」とのこと。
そのせいで余計に「コーヒー用砂糖を買わなくてはいけなくなった」のが不満だとあります。
■「これ以上高くなると困るものはお米」
まだ購入を続けているが、これ以上高くなると困るものについては「やっぱりお米。農家の親戚がいないので困る。少しぐらい高くてもおいしいご飯を食べたいと思い、好きなブランド米を買っているが高すぎる」と投稿者。
「お米5キロが4500円を超えたら」購入をやめるつもりだと言います。
反対に、値上げしても仕方がないと思えることについては「天候の影響による野菜不足」と回答。
いまだに安くて助かっているものについては「スーパーの直販コーナーや八百屋で売っている、あまり形がよくない野菜。一束100円の小ネギや、一袋3~4個入り玉ねぎ200円など」とコメントされています。
■「ガソリン代が高いので、買い物はリュックを背負い徒歩で行く」
今の生活を続ける上では、安い食材を選びがちになるため「たんぱく質などの栄養不足や偏り」に不安を感じているそう。
またインフレを機に「ガソリン代が高いので、買い物はリュックを背負い徒歩で行くようになった」と言います。
おすすめの家計改善策は、「いつも使う食材が安く買える店を把握をしておく」とのこと。
逆に、あらゆるものが値上がりする中で「1カ月の食材の量や質をどう維持しているか」については、周りの人に聞いてみたいと語られていました。
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